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令和2年9月11日(金)
いよいよ明後日は体育大会!
 あさって,9月13日は,本校体育大会です。新型コロナウィルス感染症予防の対応策を講じた関係で,時間や内容に物足りなさを感じる生徒の皆さんがいるかも知れません。
 制約の中で行われる今回の体育大会ではありますが,全生徒が力を合わせ,心を揃えて,絶対に成功させましょう。例年と違うとはいえ,新型コロナウィルスの感染者が増大している状況を踏まえ,考えられる措置を講じた上での大会です。体育大会以後の学校行事も,対策を講じた上で実施しますが,対策が十分でなく,感染者を増やしてしまう原因となってしまえば,必然的にそれらの行事を実施することはできません。ですから,体育大会では,絶対に感染者を出さないようにしましょう。自分が感染しないことはもちろんのこと,仮に感染している状態でも発症していない状況であると考えるならば,他人に感染させない慎重で衛生的な行動も必要です。
 例年とは違う体育大会と申し上げましたが,今後も新型コロナウィルス感染症が収束しない状況が継続するならば,もしかすると,来年度以降も今年と同じような方法で体育大会を行う可能性が高くなります。
 コロナウィルス感染症による,現在の状況を脱するためには,安全性の高いワクチンが開発され,速やかに国民への予防接種が行われることが必要です。これには,数年を要するかも知れません。
 ウィズコロナの時代といわれています。悔しいかも知れませんが,新しい生活様式や新しい学校行事などへの向き合い方も必要です。一人ひとりが自覚と克己心(こっきしん)と,「揃える」気持ちを持って取り組みましょう。そして,必ず体育大会を成功させましょう。いえ,成功させなければなりません。

令和2年9月10日(木)
付和雷同(ふわらいどう)
 付和雷同とは,自分にしっかりとした考えがなく,他人の言動にすぐ同調することです。「付和」の意味は定まった意見をもたず,すぐ他人の意見に賛成し流されること。「雷同」の意味は雷が鳴ると万物がそれに応じて響くように,むやみに他人の言動に同調すること。「雷同付和らいどうふわ」ともいいます。「付(ふ・つく)」は「附(こざとへんをつけた ふ)」と書くこともあります。
 中国古典の『礼記(らいき)』の中の一節「毋勦説,毋雷同(そうせつするなかれ,らいどうするなかれ)」が,「付和雷同」の語源です。「そうせつするなかれ,らいどうするなかれ」というのは「他人の意見をかすめとって自分の説としたり,他人の意見にむやみに賛同してはいけない」という意味です。
 あなたの友だちが,学校にお菓子を持ってきて,あなたにあげると言ったらどうしますか。他の友だちもそのお菓子に手を伸ばしたら,どうしますか。お菓子だったらいいんですか?タバコだったら?麻薬だったら?学校にお菓子を持ってきた友だちを見たら,「私は要らないよ。それより,こんなものを持ってきたらいけないよ」などと言えますか?それとも,その友だちや周りの良くない行動をする人と同じ行動や言動をするのですか?
 または,これがいじめだったらどうしますか?いじめの現場を見たら「僕は(私は)弱い者いじめはよくないと思うよ」といじめている人にはっきり言えることが大切です。まさか,いじめている人と同じ行動を取る人は,本校にはいないと思います。が,付和雷同して他の人と同じ行動や言動をしないようにしましょう。
 これからの生活で付和雷同することがないよう,自分の考えをもてるように精進しましょう。