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 今,君たちの中には,会話だけでなく文書を作る時などに,「もう少し上手に自分の考えを相手に伝えられたらいいのになあ」と考えている人が多いのではないでしょうか。また,何かを人に伝える時に「何と言えばいいのかな」「本当は,こんな事を伝えたいんだけど,いい言葉が思いつかない。」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
 そこで,今日は,生活の中で「自分の考えを言葉にして伝える」方法を紹介するので,挑戦してみてください。
 まずは,自分の想いの中から伝えたい事を整理して,二つだけ取り出してみてください。
 次に,考えを二つに整理できたら,「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どのように」という事に気を付けて,話したり,書いたりする練習をしてみてください。
 最後に,今SNS等では,短い言葉で自分の気持ちを表現してしまいがちですが,自分の想いを相手に伝えるためには語彙力がないと正確に伝わらず,相手が違った意味で受け取り,誤解を招いてしまうこともあります。
 そこで,語彙力を増やすために,短い手紙を書く習慣をつけることを勧めます。君たちは,毎日「生活の記録」を書いて先生に提出していますが,この「生活の記録」を先生への短い手紙と考えれば,毎日短い手紙を書く練習をすることになります。ぜひ,「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「どのように」という五つの事に気を付けて「生活の記録」を書いてみてください。この事を君たちが続けられれば,必ず自分の考えを簡潔に伝えられるようになると思います。
 3年生は,今週末から私立高校の入試が始まり,面接を経験することになります。ぜひ,今日提案したことを生かしてみてください

  「幸せは気持ち次第」と言う言葉があります。人は,コップに残った半分の水を見て,「半分しか残っていない」と残念がる人もいれば,「まだ半分もあるじゃないか」と喜ぶ人もいます。このように同じ物を見ても人によって見方が異なり,気持ちや表情,そしてその後の行動も違ってくるのものです。
 例えば,「今日は何となく嫌だな」と思って1日をスタートするのと,「今日は,頑張るぞ」と思って1日をスタートするのでは,その日1日の過ごし方が違ってきませんか。
 人には五つの気『五気』があると言われています。『五気』とは,「元気」「やる気」「本気」「根気」「和気」であり,それに笑顔がプラスされれば,心も身体も「健康」になると言われています。
 何事にも「やる気」をもって望み,何事にも「本気」で取組み,また,取組んだことには「根気」よく継続して取組み,いつもニコニコと「和気」合い合いに,いつも笑顔で過ごす事を心がけて生活すれば,自分だけではなく,君の『五気』が周りの友だちにも良い影響を与え,学級が学年が,そして志布志中が元気に溢れた集団になるのです。
 『元気』になれば,『やる気』が起きる。「やる気」が起きれば『勇気』が沸く。「勇気」が沸けば『本気』になれる。「本気」になれば『根気』が続くと言われます。
 これからまだまだ寒い日が続きます。背中を丸め,縮こまって生活をするのではなく,笑顔で胸を張り,『五気』をもって,寒さを吹き飛ばしてください。