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令和元年11月12日『相手の立場になって考える』

 『ぼくの冗談のつもりで書いた一言が友だちをすごく傷つけてしまいました。冗談のつもりだったので,後でフォローするラインを送る予定だったのですが送れず・・・。ぼくには悪気は無く,ちょっとふざけて書いた言葉を友だちは悪口を書かれたと感じたようで,ものすごく怒っているようです。今すぐにでも友だちに直接謝ろうと思っているのですが,分かってもらえるでしょうか。』
 これは,友だちとラインのやり取りをしている時に悪気は無く「冗談のつもりで書いた一言」が,友だちを深く傷つけ,友人関係が壊れそうになって困っている中学生の意見文です。
 どうですか。「冗談のつもりで」言った一言が友だちを傷付けてしまったり,「ちょっとした悪戯」が友だちに怪我をさせてしまったという事はありませんか。
 親しいがゆえに言った一言,親しいがゆえにした悪戯が,取り返しのつかない事になる事は,私たちの身の周りにはたくさんあります。後から「同じ言葉を自分が言われたら,自分も嫌だな。」「ふいに悪戯をされたらびっくりしただろうな。」と後悔しても間に合わないのです。
  特にライン等では,「いい。」のように短い言葉が使われることが多く,OKという意味の「いい」なのか,「いらない」という意味の「いい」なのか,人によって受け取り方が異なりトラブルの原因になってしまいます。「冗談のつもりの一言,ちょっとした悪戯」によるトラブルは,相手の事を考える事ができれば防げるものです。 身の周りにある「冗談のつもりの一言,ちょっとした悪戯」をみんなで無くすようにしていきましょう。