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令和2年12月15日(火)
『北風と太陽』(イソップ童話)
 北風と太陽が,どちらが強いかで言い争っていました。言い争ってばかりしていても決着がつかないので,どちらが強いか,旅人の着物を脱がせた方が強いと決めようということになりました。
 北風は思いきり強く,「ビューッ!」と,吹きつけました。旅人は震えあがって,着ている服をしっかり押さえました。
 そこで北風は,さらに強く,「ビュビューッ!」と,吹きつけました。すると旅人は,
 「うーっ,寒い。これはたまらん。もう1枚着よう」
と,今まで着ていた服の上に,上着をもう1枚重ねて着てしまいました。
 北風は,がっかりして,「きみにまかせるよ」と,太陽に言いました。
 太陽はまず始めに,ポカポカと暖かく照らしました。
 そして,旅人がさっき1枚よけいに着た上着を脱ぐのを見ると,今度はもっと暑い強い日差しを送りました。
 ジリジリと照りつける暑さに,旅人はたまらなくなって洋服を全部脱ぎ捨てると,汗を拭きました。しかし,暑くてたまりません。終いには,近くの川へ飛び込みました。
 この『北風と太陽』の逸話(いつわ)は,他の人に何かをしてもらうには,北風のように無理やりではうまくいかない。太陽のように相手がしようとする気持ちになれるよう働きかければ,無理矢理しなくても人は動いてくれる,という例え話でした。

令和2年12月14日(月)
新型コロナウイルス感染症予防基本方針(2020.12.12)
県内の学校でも,新型コロナウイルス感染症が広がりつつあります。新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル改訂版を本校のホームページ上にアップしました。志布志中学校の皆さん自身が,最大限の対策を講じる事が大切です。
「3つの密」を避けましょう。具体的には(密閉)換気が悪い密閉空間にしない。(密集)多くの人が手の届く距離に集まらない。(密接)近距離での会話や大声での発言を控える。です。
家を出る前に体温を測定し熱が高かったら登校しません。体温計のない家庭は,学校に登校後すぐ体温を測定してください。
30秒以上の手洗いを徹底してください。午前中1回以上,給食の前後,トイレの後,掃除活動後,共有のものを触ったときは必ず手を洗いましょう。
授業中は窓や出入り口を対角線の方向に開け常時換気をします。目安は10~20cmです。しかし寒さが厳しい時期には休み時間ごとに,窓を全開にする対応でいいです。授業中は,適時空気清浄機を活用してください。特別教室等には消毒液を設置していますので,意識して消毒してください。
マスクを忘れた生徒は申し出て,全ての生徒が必ず着用してください。体育の授業はマスクを着用しなくてもいいですが,身体的な距離を十分な保てない場合は,マスクを着用します。基礎疾患があったり,感染への不安がある生徒は,保護者の意向を尊重します。
部活動は,可能な限り感染症対策を講じて通常活動を行います。発熱などの症状がある場合は,部活動への参加はできません。部室利用は短時間とし,用具等は使い回ししないでください。他校との対外試合等を行う場合は,十分な感染拡大防止対策を講じます。
明日から2年生は修学旅行ですが,修学旅行後,3日間(18日から20日の間)は部活動や交友,及び登校をしません。1年生の集団宿泊学習は十分な対応策を講ずることが確認できるまで,しばらくの間実施しません。
受験や大会参加などで県外旅行をした生徒・保護者などへの対応は,体調不良がない場合は,登校していいです。保護者や生徒本人が心配している場合は,3日間休ませることを保護者と協議します。その場合,出席状況は「出席停止」処理とします。

令和2年12月10日(木)
志布志高校からお伝えしたいこと
 本日は志布志高校の國生校長校長先生のメッセージをお伝えします。
① コロナ渦においても,生徒たちは日々の学び,部活動に精一杯取り組んでいます。生徒たちは文武両道の意識が高くさらには愛校心が強く,仲間や先輩・後輩の帰属(きぞく)意識(いしき)も高いです。勉強はもちろんのこと,今年度は特に学校行事の中止,縮小や開催時期の変更等があった中,2週連続で行われた体育祭・文化祭では真剣な取り組みを見せ,多くの感動を与えてくれました。
② 本校は明治42年に創立され,今年111周年を迎える伝統ある曽於地区中心高校です。教職員一丸となって,知(学力)・徳(人間性)・体(健康)のバランスのとれた人材育成に励んでいます。現在日本の社会は,少子高齢化,人口減少,AIやロボットの導入,外国人労働者の増加などが予想されています。専門の資格や仕事がなくなくなったり,今までの常識が通用しない正解のない問題に対応する能力が求められたりするものと思われます。本校の普通科での教科学習・総合的な学習(探求)の時間の学び・部活動等の特別活動などで育まれた力はそのような変革の時代に対応できる基礎力となると確信しています。
③ 基礎学力定着・向上を図るため,朝課外や土曜講座,長期休業中の課外を実施しています。また,いずれの進路先でも求められる「書く力」を養成するため,1年次から小論文指導を徐々に行い,3年次には本格的に大学入試対策として小論文指導や面接指導を組織化して実施しています。
④ 入学試験に際し大学側は,学力だけに留まらず高校時代における生徒会活動や部活動,ボランティア活動の経験などといった学力では計れない人間性・社会性のある生徒を求めているため,本校では部活動の参加はもちろん,ボランティア活動,各学校行事への積極的な参加,英検や漢検等の資格取得も勧めています。
⑤ 本校の活性化及び保護者負担の軽減のために,志布志市から支援をいただいています。本校に在籍し,バスで通学する市内の生徒に対し,その通学定期代の半額が補助されています。さらに平成31年の新入生からは市外からの通学生に対しても3分の1の補助をいただいております。また,各種検定試験(英検や漢検等)で一定以上の級に合格した場合,その受検料が全額補助されることから,受検者も増えてきています。第2回の漢字検定は1年生が80名以上チャレンジしました。
⑥ 本校を卒業した後,「志布志高校に入学して良かった」などの声が多く寄せられています。この言葉を継続していただけるよう,生徒一人ひとりが社会に出たときのことを見据え,将来的には地域社会を中心となって支える有為(ゆうい)な人材として活躍できるよう,全職員でしっかり育てていきます。