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「話を“よく”聞くこと」
新入生歓迎式が月曜日に行われました。
みんなの前に立ち,生徒会活動,各部活動の説明をしてくれた皆さんは,分かりやすい説明を本当にありがとうございました。
きっと,話をよく聞いてくれた一年生が,これから生徒会の係活動や部活動で力となってくれるはずです。期待して待ちましょう。

さて,今週は,話の聞き方について少しお話します。
「話をよく聞く」とはどういうことでしょうか?
私は,前に出て話をしてくれる人,または授業中なら発表をしてくれる人に敬意を払うことが大切で,それが「話をよく聞くこと」につながるのではないかと考えています。
人によっては,みんなから見られると緊張する・・・という場合もありますが,前で話をする人(自分の考えなどを授業中に発表する人)は,「自分の話を聞いてくれるかな?」とか「まちがうと恥ずかしいな・・・」といった感情をもつのではないでしょうか。
そこで,皆さんにお願いです。
まず,話をする人が誰であれ,話を聞くときには話す人の方に顔や体を向けましょう。
そして,特に授業中などは,「分かった,自分も同じ考えだ」という場合は,小さくうなずく等の反応をしながら話を聞きましょう。
 人に優しい志布志中では,「話す相手のことを考えた聞き方」を大切にして,これから友だちや先生方の話を「よく聞いて」ほしいと思います。

 入学式が終わり,いよいよ令和4年度がスタートしました。
 朝の交通マナー,あいさつ,大変気持ちのよいスタートです。

 始業式,入学式でお話した「ヒト・モノに優しい志布志中」に係る内容として,
今週は,「教室の残り香」についてお話します。
 例えば,移動教室などで自分たちが出た後の教室・・・・
○ 教室の電灯は切ってありますか?
○ 机やいすはバラバラになっていませんか?カバン棚は?
○ 黒板はきれいに消して,黒板の溝はきれいですか?チョークの並びは?
 帰りの会が終わり,皆さんが下校した後の教室・・・
 窓の戸締りも含めて,綺麗に整って,明日の朝を気持ちよく迎えられる状態になっているでしょうか?
 全員が意識して行動してくれたら,きっと翌日の朝のスタートは気持ちよくきれるでしょう。これが毎日,自然にできるようになっていってほしいです。

令和4年3月24日(木)
ゆずり葉
 今日は,河井(かわい)醉茗(すいめい)の「ゆずり葉」の詩を紹介します。
子供たちよ。これはゆずり葉の木です。
このゆずり葉は 新しい葉が出来ると
入り代わって古い葉が落ちてしまうのです。
こんなに厚い葉 こんなに大きい葉でも
新しい葉が出来ると無造作(むぞうさ)に落ちる
新しい葉にいのちをゆずって――。
子供たちよ
お前たちは何をほしがらないでも
すべてのものがお前たちにゆずられるのです
太陽のめぐるかぎり
ゆずられるものは絶えません。
かがやける大都会も
そっくりお前たちがゆずり受けるのです。
読みきれないほどの書物も
幸福なる子供たちよ
お前たちの手はまだ小さいけれど――。
世のお父さん,お母さんたちは
何一つ持ってゆかない。
みんなお前たちにゆずってゆくために
いのちあるもの,よいもの,美しいものを,
一生懸命に造っています。
今,お前たちは気が付かないけれど
ひとりでにいのちは延びる。
鳥のようにうたい,花のように笑っている間に
気が付いてきます。
そしたら子供たちよ。
もう一度ゆずり葉の木の下に立って 
ゆずり葉を見るときが来るでしょう。
 醉茗(すいめい)は,1874年(明治7年)生まれの日本の詩人です。この「ゆずり葉」はかけがえのない大切なものすべてを,子供たちのために引き継ごうとしている詩です。志布志中学校の皆さんも,引き継がれたものを大切にしていきましょう。