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平成30年4月10日(火)

 昨日,市内の高校の入学式に参加しました。今年3月に本校を巣立ったばかりの卒業生たちが緊張した表情で参加している様子を見ると,新しい制服を身に付けているだけですが,少し大人びて感じる事でした。
 高校の入学式では,校長先生が式辞で,「将来,社会を担う社会人として『挨拶ができる』『時間を守ることができる』『掃除ができる』という『凡事徹底』,つまり当たり前の事が当たり前にできる人間になってほしい。」という事を話されました。
 このように社会に直結する高校で,「時を守り,場を清め,礼を正す」ということが話されるという事は,社員を募集される会社の方々が「時間を守り,あいさつと清掃ができる」人材を求めていることを表しているのだと思います。
 今,1年生が入学し,立ち止まって挨拶する生徒や大きな声で挨拶する生徒が増え,校門周辺の雰囲気が大きく変わろうとしています。
 挨拶は,人に強要されてするものではありません。自分の気持ちを素直に表すものであり,心の成長を表現するものでもあります。自然に「おはようございます」「ありがとうございます」「こんにちは」「さようなら」という挨拶が,心から湧き出るようになった時に,初めて思春期の壁を打ち破り,大人へと一歩踏み出した証だと思います。
 「今,自分にできることがあれば,やってみよう。それが,明日の自分を創る」という言葉があります。今,変わろうとする雰囲気を一部の生徒,一部の学級,学年だけでなく全校に広げるために,今,できる事に挑戦してくれることを心から期待しています。