Skip to content

「気づき,考え,実行する」

今週は,皆さんに,「気づき,考え,実行する」ことについてお話します。
この言葉は,青少年赤十字(Junior Red Cross, JRC)の態度目標です。
皆さんは,日頃の学校生活のいろいろな場面で,「自分の考え」をもちながら話を聞いたり,実際に自分の考えていることを伝えたり,行動したりできていますか?
日常生活を何となく過ごし,周りに流されるように生活していると,周囲の変化に鈍感になってきます。
例えば,教室や廊下などにゴミが日常的に落ちていたら,どうでしょう?ゴミがあるのが当たり前の感覚になり,多少,散れていても気にならなくなるでしょう。
逆に,日頃から整った環境で生活していると,小さなゴミでも落ちていると気になり,そのゴミをどう処理しようか考え,ゴミを拾い,ゴミ箱に捨てるのではないでしょうか?
世の中には,いろいろな感覚や価値観をもった人がいますが,多くの人が心地よく過ごすためには,周囲の変化に敏感になると同時に,周りの人に対して配慮した言動をすることがとても大切なことだと思います。
もし,周りの人のことや自分が生活している環境に対して,あまり考えていなかったなというのなら,明日からでも周りを注意深く見てみましょう。そして,気づいたことがあったら,より良くする方法を考え,実行してみましょう。

【1年生があいさつに添えた一言に感動】
先週の朝のことです。1年生の女子生徒が,朝の登校指導中の私の前を通り過ぎるときに「おはようございます。『ありがとうございます』」と言ってくれました。
その生徒にとっては,当たり前の一言だったのかもしれませんが,私は,これこそ,まさに自分で考え,言葉を発した最高の場面だと思いました。皆さんは,自分の周りの人たち(友だち,保護者,先生など)に「ありがとう」素直に言えていますか?

「適度な緊張感を大切にすること」
先週,今週は天気の変化も激しく,朝晩が寒かったり,昼過ぎには強い陽射しが照り付けたり,気温の変化が大きな状態でした。
皆さん,自分の体調管理はしっかりできているでしょうか?
この時期でも熱中症になる場合があります。こまめな水分補給,制服の更衣等で調整していきましょう。(ネーム等も忘れずに!)

今週は,皆さんに,「適度な緊張感を大切にすること」についてお話します。
一学期がスタートして二週間が過ぎ,そろそろ新しい学年,学級での生活に慣れ始めてきていると思います。生活リズムや新しい学級,部活動などに慣れることはとても大切なことですが,「なれ合い」はよい効果を生み出しません。なれ合いの先に待つのは大きな事故かもしれないのです。
最近の登校の様子を見ていると,ルールやマナーを守り,気持ちよくあいさつをしてくれる人が多い反面,後方確認をせずに,道路を横断したり,顔を上げず,あいさつを交わすことなく通り過ぎたりする人も見受けられます。もし,後方から車が迫っていて,皆さんに気付かずそのまま突っ込んできたら・・・考えるだけでゾッとします。
また,授業や部活動,休み時間などでも,ふと気が抜けたときに怪我や事故が起きやすいものです。だからこそ,安心,安全に学校生活を送るために「適度な緊張感を大切にすること」が大切です。(もちろん,息抜き(リフレッシュ)も大切ですよ!)
適度な緊張感を維持する方法として,例えば,授業中は「姿勢を正す」,「話す人の顔をしっかり見る」,「礼をしっかりする」など,休み時間は「周りを意識した声の大きさに気を付ける」,「廊下,階段は走らずに歩く」,「図書室では静かに過ごす」などの行動を意識してみてください。
下校時も油断は禁物です。交通ルールとマナーを守って家に帰りましょう。