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 「練習はウソをつかない」という言葉もある通り,真剣に練習に取り組んでいる選手は,試合で結果を出す確率も高いものです。
 常に練習のための練習ではなく,「何のために練習をするのか」を考え,工夫して練習に取り組むことで結果に結びつくのです。毎日同じメニューの練習をし,同じだけの試合に出場したとしても,意識して練習に取り組む選手とただ単に練習を熟す選手の間には大きな差が生まれるものです。
 昨日,避難訓練が行われました。各学級では,避難訓練が始まる前に避難の方法や注意点等について指導されたと思いますが,「何のために訓練をするのか」を意識して避難訓練に参加できましたか。「自分の身の安全を守るためにはどうすればよいか」を考えながら避難していましたか。ただ単にみんなと同じ流れの中で何も考えずに訓練に参加していませんでしたか。
 もし,実際に火災や地震が起った時,身の回りに怪我をして急ぐことができない友達がいたらどうしますか。一緒にゆっくり避難しますか。その方法で「自分と友達の安全を守ることができますか」。訓練のための訓練ではなく,「何のために訓練をするのか」を考えて参加しているのであれば,急いで非難するために友達に肩を貸したり,おんぶしたりする方法を工夫するのではありませんか。それが「何のために訓練をするのか」を意識することではありませんか。
 君たちは,幼稚園や保育園に通っている時から様々な避難訓練に参加し,どのように避難したらよいか知識としては知っているはずです。大切なことは,実際に起きた時に,訓練で学んだことを落ち着いて行動に活かせるかどうかです。
 そのためにも「何のために訓練をするのか」「自分の身の安全を守るためにはどうすればよいか」を常に考えて,今後の様々な訓練や学習に臨んでほしいと思います。 

 先日,会議へ出かける途中,ラジオから『目標を実現するためには,「理想の自分の姿を想像する」事が第一歩である。』という言葉が流れ,その言葉に心を引き付けられました。
 「目標・夢」を持つことは,自分が将来,「こうありたいという姿」を想像できるかどうかであり,まずは「目標実現」のための計画を立てることが非常に大切です。「将来の夢」は,長い人生の計画なので,1年後,3年後,5年後,そして10年後の自分の姿を想像しながら実現するための具体策や自分に合った勉強方法を探し続けなければならないのです。
 今,君たちにとって身近な「理想の自分の姿を想像する」事は,テストが終わった後の姿を思い描くことです。そして,理想像を実現するために,今日・明日のテスト勉強の計画で大切なことは,「具体性があるか」「実施可能であるか」どうかということです。
 あまりにも抽象的な計画だと「絵に描いた餅」のように,計画倒れになっしてまい,「理想の姿」と程遠い結果になってしまいます。
 「人生は一度しかない」「今日という日は二度と来ない」と言われます。君が描いた『理想の自分の姿』を実現できるのは君だけです。
 時間を無駄にしないためにも,「今できる事は何か。今何をしなければならないか」をしっかり考えて,今日・明日のテスト勉強に取り組んでください。
 君たちが,テストを終えた時に『理想の自分の姿』を実現できていることを,また,一歩でも近づけていることを心から期待しています。

 明日から期末テストが始まります。週末は計画通りにテスト勉強をすることができましたか。今日は帰宅したらすぐに明日のテストへ向けての勉強を始め,遅くても12時前までには眠り,明日のテストに備えてください。
 君たちは,中間テストの反省を基に期末テストへ向けて一生懸命努力してきたことだと思います。今日は,君たちの頑張りが100%発揮できるように,明日から3日間頑張ってほしい4つのことをお願いします。
 一つ目は,テストは頭だけでなく体力を使うので,早起きをして朝ごはんをしっかり食べて,テストに臨んでください。脳を働かせるにはご飯を食べることを勧めます。
 次に,テストが始まったら,すぐ解き始める必要はありません。深呼吸をして名前を丁寧に書き,全体の問題量を見て時間配分をしてから問題に取り掛かってください。
 次に,テストには時間制限があるので,自分にとって難しい,時間がかかりそうと感じたら一旦飛ばして,次の問題に進んでください。わかる問題から解くのは,受験の鉄則です。
 最後に,全ての問題が解けたら安心せず,「簡単な計算ミスをしていないか」「記号で答えるところを言葉で答えてないか」「漢字のとめ・はね・はらいはできているか」「英語で書くところを日本語で書いてないか」など気をつけて,先生の「やめ」の声がかかるまで全力で見直しをしてください。
 自分の努力したことを100%出すためにも最後の1秒まで答案用紙に向かいましょう。