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平成30年11月21日(水)『目的を意識して』

 「練習はウソをつかない」という言葉もある通り,真剣に練習に取り組んでいる選手は,試合で結果を出す確率も高いものです。
 常に練習のための練習ではなく,「何のために練習をするのか」を考え,工夫して練習に取り組むことで結果に結びつくのです。毎日同じメニューの練習をし,同じだけの試合に出場したとしても,意識して練習に取り組む選手とただ単に練習を熟す選手の間には大きな差が生まれるものです。
 昨日,避難訓練が行われました。各学級では,避難訓練が始まる前に避難の方法や注意点等について指導されたと思いますが,「何のために訓練をするのか」を意識して避難訓練に参加できましたか。「自分の身の安全を守るためにはどうすればよいか」を考えながら避難していましたか。ただ単にみんなと同じ流れの中で何も考えずに訓練に参加していませんでしたか。
 もし,実際に火災や地震が起った時,身の回りに怪我をして急ぐことができない友達がいたらどうしますか。一緒にゆっくり避難しますか。その方法で「自分と友達の安全を守ることができますか」。訓練のための訓練ではなく,「何のために訓練をするのか」を考えて参加しているのであれば,急いで非難するために友達に肩を貸したり,おんぶしたりする方法を工夫するのではありませんか。それが「何のために訓練をするのか」を意識することではありませんか。
 君たちは,幼稚園や保育園に通っている時から様々な避難訓練に参加し,どのように避難したらよいか知識としては知っているはずです。大切なことは,実際に起きた時に,訓練で学んだことを落ち着いて行動に活かせるかどうかです。
 そのためにも「何のために訓練をするのか」「自分の身の安全を守るためにはどうすればよいか」を常に考えて,今後の様々な訓練や学習に臨んでほしいと思います。