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 今から10数年前に発刊された「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」で若者にも知られるようになった経営学者のピーター・ドラッカー氏の言葉に『未来は明日作るものではない。今日作るものである。』という言葉があります。
 私たちは,「努力しても意味がない」「続けてもうまくいかない。」等と努力や継続の大切さは分かっていても,諦めてしまう事がよくあります。
 しかし,ピーター・ドラッカー氏の言葉の通り,今日の頑張りが明日の自分の姿を創っているのです。今日挑戦することを諦めた事が,明日急にできる事はありません。種を蒔いても直ぐに花は咲かないように,何かを期待するのならその思いや考えをできるだけ早く行動に移し,今から始めることが大切なのです。
 もし,昨日の自分を振り返って,「しまったな」と思う事があるのであれば,その事を改善しなければ,今日も明日も同じ失敗を繰り返してしまう可能性があるのです。
 残念ながら3月25日(水)まで臨時休業が継続することとなりました。明日の自分を,未来の自分を輝くものにするために,「今日の自分に挑戦する事」「今日の自分を変える事」が大切です。そうすることで今日の自分が変わり,明日,そして未来の自分が大きく変わっていくのです。今日,新たな一歩を踏み出してみませんか。
 16日(月)は,登校日です。『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席』100%30日目達成を実現しましょう。待っています。

 今日は,3年生に清水英雄さんの「ありがとう」という詩を贈ります。
『つらいことがおこると 感謝するんです
 これでまた強くなれると ありがとう
 悲しいことがおこると 感謝するんです
 これで人の悲しみがよくわかると ありがとう
 ピンチになると 感謝するんです
 これでもっと逞しくなれると ありがとう
 つらいことも 悲しいことも ピンチものりこえて
 生きることが人生だと 言い聞かせるのです 自分自身に
 そうすると ふっと楽になって 楽しくなって
 人生が とても光輝いてくるんです
 ピンチはチャンスだ 人生はドラマだ
 人生が とてもすてきに すばらしく
 よりいっそう光り輝きだすんです
 ますます光り輝く人生を ありがとうの心と共に』
 3年生は,今日卒業の日を迎え,明日から真の意味の「自立」という大きな一歩を踏み出すことになります。
 以前,『思い出は過去,約束は未来』という言葉を紹介しました。君たち一人ひとり中学校生活への思いは「楽しかった」「つらかった」等々異なると思いますが,過ぎ去った日々は過去でしかありません。大切なのは,『未来』です。君たちが,自分を信じて,前向きに自分の人生を切り開いていく事を心から願っています。

 今から9年前,3年生が小学1年生の時の3月11日の14時46分に東日本大震災が発生しました。地震の規模はマグニチュード9.0で,日本における観測史上最大の地震で,地震発生後約30分後には場所によっては最大40mを超える巨大な津波が,東北地方と関東地方の太平洋沿岸部を襲い,壊滅的な被害を与えました。
 この地震による津波が発生した時間帯は,小中学生の下校時間と重なり,津波を映し出すの映像に大きな衝撃を受けながら,「海や川に近づかないように」という指導をしたことを今でも忘れられません。
 私たちが住む志布志市は,南海トラフ地震が発生した場合,地震による被害と津波による被害が発生することが予想されています。
 本日,様々なテレビ番組で東日本大震災と関連付けて地震や津波等が発生した場合の避難の仕方等について報道されると思います。ぜひ,今日は,地震等の自然災害を身近な問題と捉えて,災害が発生した場合,身近な避難場所はどこなのか,最も最短な避難方法は何なのか,家族でどのように避難したらよいか,災害で情報機器が使えなくなった場合の連絡方法はどうするのかなど話し合う時間を作ってください。
 また,南海トラフ地震が発生した場合,志布志中は避難所となる事が想定されます。その時,自分が地域住民の一人として,ボランティアの一人として被災者の方々に何ができるか考える機会にしてください。