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誰かが道を踏み外しそうになったら皆で止めよう

令和3年6月18日(金)
誰かが道を踏み外しそうになったら皆で止めよう
 「鬼滅の刃」201話では,主人公炭(たん)治郎(じろう)が鬼になってしまいます。冨岡義勇 (とみおかぎゆう)が,鬼となった炭(たん)治郎(じろう)を斬ろうとした際,炭(たん)治郎(じろう)との約束の言葉が思い出されました。それは,
 「俺たちは仲間だからさ。兄弟みたいなものだからさ。誰かが道を踏み外しそうになったら皆で止めような。どんなに苦しくてもつらくても正しい道を歩こう」というものでした。
 大切な友だちが間違ったことをしているとき,道を踏み外そうになったときなどは,全力でそれを止める勇気が必要です。
 しかし,誰かの意志を変えたり,誰かの行動を止めたりするのは,その人との関係が近いほど難しいものです。なぜなら,相手への思いが強すぎると,冷静な判断や対処ができないからです。
 炭(たん)治郎(じろう)は,それが分かっていたからこそ,何かが起こる前に大切な仲間と約束をしたのだと思います。
 現代社会は人間関係が薄いと言われています。しかし,皆さんの周りは大切な友人がたくさんおり,皆仲間なのです。もし,仲間の誰かが道を踏み外しそうになったり,悪いことをしようとしたりしたら,みんなで止めましょう。どんなに苦しくてもつらくても,正しい道を歩むことで,仲間や自分を救いましょう。