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生徒集会(校長から)

令和3年2月1日(月)
生徒集会(校長から)
 今,生徒会の各専門部と執行部から,今月の努力目標と具体策について説明がありました。また,総務部からは,ピンクシャツデーの取組について,説明がありました。
 カナダのハイスクールで中学3年生の男子生徒がピンク色のシャツを着て登校したら,ある生徒からからかわれ,挙げ句の果てに暴行まで受け,耐えられずに帰宅してしまった出来事がありました。それを聞いた上級生の二人の男子生徒がクラスメートたちに「明日,一緒に学校でピンクシャツを着よう」と呼びかけるとともに75枚のピンクシャツを買ったそうです。
 翌朝,2人は買ったピンク色のシャツを学校で配りはじめようとしたら,ピンクシャツを着た生徒たちが次々と登校してくる姿を見かけたそうです。全身にピンク色をまとった生徒までいたそうです。
いじめられた生徒は,ピンク色を身につけた生徒たちであふれる学校の様子を見て安心したそうです。以来,その学校でいじめはなくななったそうです。いじめに対して,学生たちは言葉や暴力ではなく行動で示したのです。この行動がきっかけとなり,現在,カナダでは毎年2月最終水曜をピンクシャツデ―とし「いじめ反対」のメッセージを送り続けています。
 このカナダでの出来事を,自分たちのこととして捉え,実践している志布志中学校の生徒を誇りに思います。いじめを絶対に許さない態度を全員の行動で示しましょう。
 また,あいさつ運動やごみ拾いなどのボランティア活動を含む生徒会活動や係活動も,引き続き取り組んでください。皆さんが主役の学校生活をより良いものにしていきましょう。
 以上で私の講評を終わります。