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『挨拶ができる人とできない人』

 令和2年6月22日(月)
挨拶ができる人とできない人
 挨拶は人間関係を構築するために大切だと考えている人が圧倒的に多いと思われますが,中には挨拶の重要性を分かっていない人もいます。挨拶や人間関係を構築するためのコミュニケーションは必要ないと考えていて,自分がやることをやっていれば問題ないと思う人もいるのです。
 他にも,プライドが高く自分は挨拶をしなくていいと勘違いをしている人がいます。私は人とは違う。私は相手より上だ。なぜ私が挨拶をしなければいけないのか。などと,他の人にはよく分からないプライドの高さで挨拶をしない人もいるのです。それでいて,自分よりも偉い人や影響力のある人,部活動でお世話になる人だけには自分から挨拶するなど,矛盾した行動をとることもあります。仮に勉強や運動ができたとしても,人としてはどうですか?
 他にも,人と関わりたくなくて,挨拶をしない人もいます。こういう人は,挨拶もしないし,雑談なども一切しようとしない人です。世の中には人間関係がなかなか構築できない人もいるため,こういう人が挨拶しないのは仕方ない面もあります。こういう人は,人と目を合わせなかったり,極力関わらないで済むように「話しかけないで」というオーラを出しています。また,恥ずかしくて挨拶できないという,極度の人見知りだと,話しかけるどころか挨拶すらハードルが高くてできないという人もいます。挨拶をしなきゃという気持ちはあっても,いざしようと思うと声が出てこないのです。
 色々な理由を挙げてきましたが,とくに理由はなく,ただ「挨拶をしたくない」という人も中にはいます。ただ面倒なのです。
 しかしながら,挨拶はするもので,されることにこだわらなくてもいいのです。挨拶しても,挨拶を返してもらえないという状況でも挨拶をすることで損をすることはありませんし,挨拶できない人,返さない人が損をすることは大いにあり得ます。挨拶しない人は,今後生きていく上でデメリットはあってもメリットはありません。なぜなら人間は感情で動く生き物だからです。例えば,皆さんが社会人になったとして,普段から気持ちよく挨拶を交わす仲の人と,挨拶しても無視する人がいるとして,同じような仕事のミスをした時に受け取り方が変わってくるとは思いせんか?たかが挨拶ですが,されど挨拶なのです。志布志中の生徒の皆さんは,今,大切な挨拶の基本と実践を学んでいる途中なのです。是非毎朝,クラスの誰に対しても,「おはよう」と声をかけましょう。挨拶を返してもらえなくても,返さなかった生徒だけが損をするのですから。