Skip to content

令和2年3月23日『人生を支える言葉』

 今日は,あるお母さんの短いエッセーを紹介します。『「辞めたいなら辞めればいい。ただ,辞めたら夢は叶わない。天才でないのなら,『努力の天才』であれ。達成できたら『世界』が変わる。夢が叶うと,自分の何よりも大きな武器となる」これは我が家の洗面所に貼られたレポート用紙の言葉である。長男が高校2年の春に書いた言葉。おそらく友達や先生,書籍からのキーワードだと思う。自問自答しながら大学受験を経験し,この冬,無事に成人式を迎えた。今もなお,悪戦苦闘しながら夢に向かって頑張っているようだ。
 今では変色し,ぼろぼろになったレポート用紙ではあるが,いつしか我が家を支える言葉となった。私自身,毎朝,毎晩目にすることで,エールを送りつつ,自問自答している。長男が日々自問自答したように。』
 今紹介したエッセーには,息子さんを支えた言葉が書かれてありましたが,今,君を支えてくれる『言葉』がありますか。私には,いつも家の玄関に飾られているフジ子・ヘミングさんの『人生に無駄なことなんか,ひとつもない。生きるってことは,いろいろ経験すること。その時は,自分とはまったく関係のないことのようでも,その経験が大切に思える時がきっとくる。』という言葉が毎朝,私の背中を押してくれ,毎夕,私を出迎えてくれています。
 君たちは,今,感染症予防のために登校できずに家庭で過ごしていますが,ただ漠然と一日を過ごすのではなく,身近にある本を読んでみませんか。身近にある新聞を読んでみませんか。もしかしたら,意外と身近な所に君を支えてくれる『言葉』『フレーズ』に出会えるかもしれません。挑戦してみてください。