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令和2年2月27日『学校全体に「花信風」を』

 今日は,私の好きな言葉である「花を信じる風」と書いて『花信風』読む言葉を紹介します。この言葉は,今まで学校便りや昼のメッセージで何回となく紹介した言葉でもあり,聞き覚えのある人もいる事だと思います。
 『花信風』は,中国では,季節の風が虫の生命を動かすと考えられていたそうです。また,風は虫の命を操るだけでなく,草木に季節を知らせ,それぞれの花を咲かせるものとも考えられていたようです。そして,このように「季節」を知らせ,「命」を呼び起こす風のことを花信風と呼んでいたそうです。
 そこで,進級,進学を前にしたこの時期にもう一度中学校生活を振り返ってほしいと思います。
 君たちは,1年前,新しい学年に進級して学校生活にも十分に慣れて楽しくこの1年間を過ごしてきた事だと思いますが,一人一人が,そして学級,学年,学校全体が,お互いに花信風になれていたでしょうか。仲間が何かに頑張ろうとしているときに「頑張れ。」と励ましたり,支えたりする関係ができていたでしょうか。また,一人一人が「頑張りたい。」という気持ちになれるような温かい雰囲気を作れたでしょうか。そういう雰囲気こそが学級に,そして学年に学校に吹く花信風だと思います。
 全校生徒みんな一人一人違います。みんな得意不得意があるので,活躍する場面もそれぞれ違います。そんな個性が集まって学級,学年,学校という小さな社会ができているのです。
 本年度残された1ヶ月,全校生徒が,それぞれの個性を生かして「頑張ろう」という意欲を持ち,そして,その意欲を他の友だちが温かく支えていく雰囲気『花信風』を学校全体に吹かせ,様々な色の花を咲かせくれることを心から期待しています。
 今日は,「8時5分生徒玄関通過,8時10分着席100%」28日目を達成できました。目標まであと2日気張りましょう。