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令和2年2月26日『学校は,チームです。』

 先週末,本棚の整理をしていると,「チームスポーツ」について書かれた本が見つかったので,久しぶりにその本を手に取り読み返してみると,『チームスポーツというのは,全員の協同作業です。「俺が俺が」ではなく,「アイツがやりやすいように」というエネルギーの集合がいいプレーを生む。』と書かれてありました。
 その事を例えるとすれば,ラグビーがいい例になると思います。パスをつないでつないで,前に出て行く。スクラムを組んだフォワードは,チームが何とか一歩でも前に出れるように力を振りしぼる。周囲の選手は例えボールを持たなくても,俊足のバックスが走りやすいように,おとりになって相手を1秒でも引き付ける。タックルを受け負傷し,倒れているチームメイトがいれば,自分は苦しくてもその選手の分までカバーしようとする。
 伏見工業高校を3回全国優勝に導いた山口良治監督は,「相手を思いやることができなければ,相手も自分を思いやってくれることはない。『アイツがやりやすいように』という思いやりがなければ,チームは機能しない。」という言葉をよく口にされています。
 学校も『縁があって出会った志布志中学校というチーム』です。「俺は俺,私は私」では決して一つになることはできません。「○○君のために,○○さんのために,クラスのみんなが生活しやすいように」という気持ちを学級全員が,そして全校生徒が常に心に待ち続けて初めてチームになれるのだと思います。
 3年生が卒業するまで約2週間,全校生徒一人一人が,心を一つにして素晴らしいチーム「令和元年度志布志中学校」を創り上げてくれることを心から願っています。
 今日は,「8時5分生徒玄関通過,8時10分着席100%」27日目を達成できました。あと3日気張りましょう。