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令和2年1月30日『時間の使い方は,そのまま命の使い方です。』

 先日,知人に薦められて出会った渡辺和子さんの本を再度読む機会があり,その中に書かれていた『時間の使い方は,そのまま命の使い方です。』という言葉に心を打たれました。
 私たちが勉強や仕事等に打ち込む姿は,自分自身の人生や時間の使い方の縮図だというのです。君たちが,50分の授業にどのように取組むのか,約2週間後に実施される学年末テストの答案用紙に向かって50分という時間をどのように使うのか,また,下校後,家庭での時間をどのように使うのか,それが,人生という長い時間,つまり命の使い方に共通するというのです。
 中学生の君たちの仕事は,社会人として必要な「確かな学力」を身に付けるために授業に一生懸命取り組む事,そして,友だちと協力して様々な活動に取り組み,「生きる力・生きる術」を身に付ける事ですが,人は,時間の大切さについて深く考えず,「時間は,いくらでもある。」と勘違いし,大切な時間を無駄に使ってしまいがちなものです。
 私たちには,1日24時間という時間が平等に与えられています。君たちが,「今と言う時間」を,そして「今日と言う1日」を有効に精一杯工夫して使うことができれば,将来自分の人生を支える「確かな学力」と「生きる力」が身に付くのだと思います。
 例えば,君たち一人一人に「朝の時間を有効に使おう」という意識が身に付けば,『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席』は目標ではなく,志布志中の当たり前の朝の風景になるのです。
 『時間の使い方は,そのまま命の使い方です。』という渡辺和子さんの言葉の持つ意味をもう一度みんなで考えてみましょう。