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令和2年1月6日『3学期始業式あいさつ』

 皆さん,新年明けましておめでとうございます。令和2年になるとともに令和元年度3学期,最後のまとめの学期がスタートしました。そして,1・2年生にとっては,令和2年度0学期,3年生にとっては中学校生活総まとめの学期となります。
 ところで,正月は楽しく過ごせましたか。正月に志布志に帰って来られた親戚の人に会ったり,また遠くに出かけたりして久しぶりに再会した人もいたと思います。そんな人との出会いは,必ず将来の宝,財産になります。これからも「一期一会」,一つ一つの出会いを大切にして下さい。人との出会いは,必ず君たちを支える大きな力になります。
 さて,二学期の終業式で「校内の桜の木は,3カ月後の開花の準備を昨年の夏から始めています。君たちには,今学期,次の学年で素晴らしい花を咲かせるために多くの力を蓄えてほしい」という話をしました。
 人は,カレンダーを一枚めくるだけで,不思議と気持ちも改まるものです。つまり,学期が変わるだけでなく,新しい年を迎えたという事は,自分を大きく変えるチャンスなのです。そしてチャンスを活かすには,2学期の自分の姿を振り返り,令和2年,自分が何をすべきかを考え,責任をもって実行に移すことです。一人一人の心の中にある目標は,言葉として,そして文字として表現し ,周りの人に宣言してください。そうすることが,自分自身に目標を意識づけるだけでなく,周りの人にも意識づけ,怠けそうになる弱い気持ちを跳ねのける力となります。
 目標には,明日実現できる目標と一生かけて実現していくような目標とがあります。二学期にも紹介しましたが,「続くと本物になる。本物は続く」という言葉もあります。迷ったときには,「今日1日だけ頑張る」と思って挑戦を継続すれば,1年間続けることにも繋がります。また,「もう無理」と思う時は,友達や先生,家族に相談すればいいのです。いろんな人の力を借りることは決して恥ずかしい事ではありません。恥ずかしいのは,目標を簡単にあきらめたり,投げ出したりすることです。
 1・2年生は中堅学年,最高学年として何が必要なのか考えながら生活してください。3年生は進路選択という大切な時期を迎えます。苦しくても逃げないで立ち向かってください。苦しいのは君だけではありません。受験の苦しさ・不安は,学年・学級全員で「進路をみんなで実現する」という目標を設定し,協力して学年・学級の雰囲気を作り上げることで解消され,進路を実現させる大きな力になります。
 3年生は,「十五の春を笑顔で迎える」という言葉を合言葉に,体調に十分注意して努力を続け,夢を実現してくれることを心から祈っています。ここにいる後輩たちは,君たちの真剣な姿を応援しています。
 では,本田圭佑選手の「挫折は過程,最後に成功すれば,挫折は過程に変わる。だから成功するまで諦めないだけ」という言葉を君たちに贈り,君たち一人ひとりが目標に向かって頑張る姿を期待して新年の挨拶とします。