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令和2年1月9日『「一歩前進」を合言葉に』

 今年の箱根駅伝は,昨年5連覇を逃し,王座奪回を目標に掲げて挑んだ青山学院大学が,4年生が中心となって10時間45分23秒の大会新記録で2年ぶり5度目の総合優勝を果たしました。
 新チーム結成時は昨年のチームと違い,最上級生の意識の低下が目立ち,「史上最弱」「ダメダメ世代」と呼ばれることが多く,監督が4年生の意識を変えるために厳しいことを言う日々が続き,3区を走った選手は「前期シーズンは怒られっぱなしで,4年生みんなで辞めるというところまで追い込まれた」と言うほどだったそうです。
 「史上最弱」と言われた今年の青山学院大学の選手たちは,先輩たちが築きあげた伝統や歴史に「もう一段新たな伝統を」という気持ちが大きなプレッシャーとなり,一人一人の迷いや不安が原因でチームが一つになれなかったのだと思います。
 しかし,箱根駅伝優勝という目標を掲げ,甘さを捨て厳しい練習を追求した結果,箱根駅伝が近づくにつれてチームが一つとなり,大会新記録で5度目の総合優勝を果たす事ができたのです。
 昨日から令和元年度3学期,令和2年度0学期が始まりましたが,どんな思いで3学期1日目を迎えましたか。君たちは,本年度,様々な点で進化した姿を見せてくれていると思います。しかし,「これぐらいでいいか」とか「今の姿が当たり前」と考えてしまうと,昨年,青山学院大学が5連覇を逃した時に原監督が言われた「進化を止めると退化し,立ち止まると後退する。」という事になってしまいます。
 ぜひ,令和元年度が志布志中学校にとって飛躍の年になるためにも,この3学期,「一歩前進」を合言葉に,日々チーム志布志中学校という意識を大切に頑張ってほしいと願っています。