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令和元年12月12日『一生懸命頑張る姿は美しい』

 先日,仕事帰りの短い時間の中で,ラジオから『人が何かに無我夢中で取り組んでいる姿や頑張る姿は美しいと思いませんか。ご意見をお聞かせください。』というパーソナリティーの問い掛けに,大学生が自分の想いを電話で応えている場面に遭遇しました。
 その大学生は,「人が前向きに何かに向かって『頑張る』姿は本当に美しいと改めて気づきました。スポーツが与える感動は,試合で見せる感動的な場面の裏にある様々な努力の姿によって創り上げられていると思うのです。それは,特に試合を終え,選手一人一人が応援してくださった方々へお礼をする姿や選手一人一人が涙をこらえる姿に,そして,勝利の笑顔の裏にある計り知れない努力や流した涙を想像してしまうからだと思っています。」と思いを話していました。
 私は,車を一旦止め,その大学生の意見に聞き入ってしまい,今年日本で開催されたラグビーワールドカップの試合の中で,日本選手が体の大きな外国人選手に挑んでいく姿に一喜一憂した時の事や試合終了後の両国の選手たちが互いを称え合う姿に涙が込み上げてきた事が思い出されてなりませんでした。
 今,君たちは金曜日に行われる校内持久走大会へ向けて保健体育の時間に自分の目標記録突破へ向けて練習に取り組んでいる事だと思いますが,『一生懸命頑張る姿は美しい』という事を表現できていますか。
 目標達成は,あくまでも結果であり,達成できるとは限りません。しかし,『一生懸命頑張る姿』は全ての人が表現できることです。
 校内持久走大会当日,応援に来てくださった保護者の方々や同級生に,君たち一人一人が『一生懸命頑張る姿は美しい』という事をプレゼントしてくれることを心から期待しています。