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令和元年6月27日(木)『歌声は,つながる』

 以前,ある学校の先生から『歌声は,つながる』という言葉を聞いた事があります。
 この言葉は,「校内に響く歌声が3年生から2年生へ,そして1年生へと伝統としてつながる。引き継がれる。」という事を言い表しているのだそうです。
 また,その学校の先生は,音楽室が3階にあり,この時期になると合唱練習をする歌声が1階にある職員室に『歌声がまるで滝を流れる水のように降って来て,毎時間心があらわれる思いです。』と教えてくださいました。
 今,君たちの合唱練習の歌声を校長室から聞いていると,一昨年より去年,去年よりも今年と2階の音楽室から「歌声が降って来る」という状況に近づいてきていると思います。
 実は,『歌声は,つながる』にはもう一つ大きな意味があります。声の質も声の高さも声量も異なる君たちが合唱曲を創り上げることによって,一人ひとりの歌声が君たちの心を繋ぎ,目には見えない学級と言う大きな心の輪を創り上げてくれるのだそうです。
 各学級では,合唱コンクールを迎えるまでに様々な葛藤がある事だと思いますが,互いの心のぶつかり合いが互いの心を結ぶ接着剤になると考えて,あと約2週間『滝のように降る歌声』を目指して頑張ってくれることを期待しています。