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平成31年1月10日(木)『自分の力を信じることができれば…。』

 1月8日発行の学校便り「志中の風」で,1970年に開催された日本万国博覧会のシンボルゾーンに『太陽の塔』を創られた岡本太郎さんが言われた「自分に能力が無いなんて決めて,引っ込んでしまっては駄目だ。無ければなおいい,今まで世の中で能力とか,才能なんて思われていたものを越えた,決意の凄みを見せてやる,というつもりでやればいいんだよ。」という言葉を3年生に贈る言葉の中で紹介しましたが,読んでくれましたか。
 人は,新年を迎えたり,学級や学年が変わったり,身の周りの環境や立場が変わったりする度に,自分の3カ月後,1年後,そして将来と理想の姿を想像して「新年の誓い」「目標」を設定するものですが,月日が経つにつれて「今日ぐらいはいいか」とか,「明日やればいいや」等とできる事を後回しにして,結果的には「どうせ何をやっても駄目だ」「自分には力がない」と諦めてしまいがちなものです。
 しかし,君たちは今まで「もうダメだ」と言うような事を何だかんだと言いながら乗り越えてきているのです。ただ,その事に気付いていないだけ,忘れているだけなのです。
 難しい問題に直面し,乗り越えられるかどうか分からない時「きっと自分ならできる」と自分の力を信じることができれば,お腹の中から底力が湧いてきて,潜在的なパワーを発揮できるものです。自分を信じることができれば,困難な事も負けん気で乗り越えられるのです。
 もしかしたら君の潜在的な力に一番気付いていないのは,君自身かも知れません。自分を信じても全てがうまくいくとは限りませんが,自分を信じて諦めなければ,必ず何か前進するはずです。
 そしてその時君は,「今まで世の中で能力とか,才能なんて思われていたものを越えた,君にしかない力」を発揮できているのです。
 ぜひ,1月8日のもった「君の決意」を大切にしてください。期待しています。