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平成30年12月19日(水)『思いやりのある運転を』

 先日,自宅から学校へ向かっていると時計台の前の信号が青から黄色になったので停車したところ,自転車で町原から学校の方向へ向かっておられた年配の男性の方が,自転車から降りて信号が変わるのを待っていらっしゃいました。そして,信号が変わるとそのまま自転車を押して横断歩道を渡られ,渡り切ると再び自転車に乗って中学校通りを進まれたのです。
 君たちは,横断歩道を自転車を押して渡られたこの年配の方の行動をどう思いますか。もし,君たちが自転車に乗っている時,横断歩道はどのようにして渡っていますか。この年配の方と同じように押して渡りますか。
 自転車は,道路交通法では軽車両に位置付けられており,「車の仲間」です。つまり,横断歩道を渡る場合には年配の男性の方と同じように自転車から降りて,押して渡らなければならないのです。 では,これからいくつかの質問をします。自分の日常を思い浮かべてください。自転車に乗るときに「右側」と「左側」どちらを通行しますか。友達と一緒に横に並んで運転したことはありませんか。二人乗りをしたことはありませんか。スマホを操作しながら運転したことはありませんか。ヘルメットをかぶらずに運転したことはありませんか。
 君たちは,自転車に乗って道路を通行するときは,一人の「車」の運転者として交通ルールと交通マナーを守らなければならないのです。
 自転車は,非常に便利な乗り物ですが,自転車を運転するときには,道路を一緒に使う歩行者や自動車の運転者に対して思いやりを忘れることなく,安全運転を心掛けてください。