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平成30年10月31日(水)

 「環境が人を作る」という言葉があります。また,「環境が人を育てる」という言葉もあります。
 「環境」とは,人や生き物を取り囲んでいる周りの世界であり,一般的には自然環境,社会的環境,文化的な環境,学習環境などという形で使われています。
 では,身近な『学習環境』とは,どのようなことでしょうか。 『学習環境』とは,教室内の明るさや耳に入ってくる音,物の配置,掲示物の配色などを含めた教室の状況の事を言い,「整った学習環境」とは,学習する者が学習に集中できるように最適な状態に保たれた状態のことを言うのです。
 教室は,君たちが1日の中で最も長い時間を過ごす場所です。清潔な教室で整理整頓されている教室は,とても気持ちが良く,居心地の良さを感じさせるだけでなく,落ち着いて学習をすることができます。
 では,今,君たちの教室は整理整頓されていますか。「あるべき物が,あるべき所に」整然と置かれていますか。自分のカバン棚のカバンは綺麗に置かれていますか。シューズ袋が床に落ちていませんか。机の中は,整理整頓されていますか。
 教室は,決して一人で生活する場ではありません。30名以上のトラスメイトにとって居心地の良い環境でなければなりません。
 そして,そのような環境を創るには,一人ひとりが自分に与えられたスペースの整理整頓を心がけ,共有の場をいかに「気持ちよく使えるか」を考え,互いに気遣いすることで「整った学習環境」が創られるのです。
 つまり,「環境が人を作る」「環境が人を育てる」と言われますが,その環境を作るのは人なのです。一人ひとりが,ほんの少しだけ周りに気を配るだけで教室は居心地の良い場所になります。挑戦してみてください。