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平成30年7月13日(金)

 今日は,『あきらめない限り,夢は続く』という本を紹介します。 この本は,難病と闘いながら甲子園のマウンドに立ち,いつかはプロ野球選手になるという夢実現へ向けて頑張った少年の実話です。10年ほど前,愛工大名電高校野球部に柴田章吾君という選手がいました。彼は,少年野球,リトルリーグを通じて全国でも有名な選手でしたが,そんな彼を原因不明の治療方法もはっきりしない病魔が襲いました。
 中学3年生になったばかりの4月,彼は腸の中が火傷したような痛みに襲われ,「失明,そして最悪,死ぬ可能性もある」という難病との闘いが始まりました。
 彼は,何度もくじけそうになったり諦めそうになったりします。そんな中,チームの監督,監督の奥さん,先輩や同級生,後輩,そして両親や家族の励ましや支えによって,食事や運動量の制限,点滴,入院等あらゆる困難と闘いながら,誰もが不可能と思っていた「甲子園のマウンドに立つ」という夢を実現させたのです。
 彼の心の中には「夢が叶ったのは『みんなのおかげ』。多くの人に支えられ,助けられたからこそ,自分の夢が実現できた」という思いがいつもあったそうです。
 そして,プロ野球のドラフト会議で指名されて読売ジャイアンツの選手になった時,「感謝」という文字と『「夢なんて叶えられない。」という人がいるけど,それは自分が逃げているだけで,夢は動いていない。自分からやめたから辿り着けない。もちろん絶対にそこに行ける訳ではないけれど,夢は自分で掴みにいかないと掴めない。そのためには絶対に逃げちゃダメなんだ。 やればできる。必ずできる。絶対できる。想い続けるかぎり,諦めなければ夢はきっと叶う。』という言葉をプリントしたタオルをお世話になった方々に配ったそうです。
 もう少しすると,学校の図書館に『あきらめない限り,夢は続く』という柴田省吾君のことを書いた1冊の本が入る予定ですので,ぜひ読んでみてください。