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平成30年6月27日(水)

 「いや,遅くはない。無理じゃない。やればできる。ただ,やる気になれば・・・・。」。この言葉は,世界的にも有名な映画監督である黒澤明監督が映画「生きる」の中で主人公に語らせたセリフです。胃ガンを宣告され,余命いくばくもない主人公が,自暴自棄の生活から立ち直ろうとするときにつぶやく一言です。
 1学期がスタートして約3ヶ月が過ぎようとしていますが,1学期を振り返ってみて,勉強や部活,友達との関係で「ああ,もうだめだ」と思ったことがありませんでしたか。そんな時,何度も何度も「もう遅い」と思い,「無理だ」と不安に押しつぶされそうになりながらも,その度ごとに「やればできる」と自分に言い聞かせながら,乗り越えてきたことがありませんでしたか。
 大事なことは「やる気」です。ゼロからもう一度やり直してみようという「やる気」があれは,どんなことも乗り越えられるのです。そして,「やる気」をもつだけで確実に自分の目標に一歩近づいているものです。
 先週実施された期末テストの結果が,今週返されていることだと思いますが,納得のいくものでしたか。「ダメだ。もういい。」と諦めていませんか。大切なことは,返された結果に背を向けるのではなく,それを現時点の力として受け止め,今後の計画を立て,各教科ごとに訂正帳を作り,間違ったところを再度やり直し,重要語句や公式等を含めた学習内容を復習することです。
「いや,遅くはない。無理じゃない。やればできる」。この言葉は,今『人生時計』の中で明け方5時前を生きている君たち全員に当てはまる言葉です。出された結果は,変えようがありませんが,未来は変えられます。やる気を持って頑張ってください。