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平成30年6月26日(火)

 今日は,坂村真民さんの『はじめの日に 何も知らなかった日の あの素直さに かえりたい 一杯のお茶にも 手を合わせて いただいた日の あのはじめの日に かえりたい』という言葉を紹介します。
 この言葉は,「日々の生活に慣れてしまい,最初の決意を忘れそうになっている今,『初心』つまり,最初の『志』,『夢』,『目標』を定めたあの日にかえりたい。ちょっとした些細な事にも感動し,もう一度新たな自分の姿を見つけようと決意したあの日にかえりたい。」という思いを表した言葉であり,人生の様々な節目の時に抱いた「初心」を持ち続けなさいと言っているのです。
 君たちは,約3か月前,中学校へ入学した時に,新たな学年に進級した時に『志』,『夢』,『目標』を定めたことだと思います。そして,その実現へ向けて確実に新たな『一歩』を踏み出したことだと思います。
 しかし,月日が過ぎるにつれて,その時の思いや感動を忘れそうになっている自分がいませんか。「中学生だからこれぐらいはいいだろう」と当たり前の事が当たり前のようにできなくなっている自分がいませんか。
 「人は忘れる生き物」とも言われます。1学期もあと約1ヶ月,坂村真民さんの『はじめの日に 何も知らなかった日の あの素直さに かえりたい 一杯のお茶にも 手を合わせて いただいた日の あのはじめの日に かえりたい』という言葉を自分に問い返して,入学式,始業式の日に思ったことを思い出し,自分の目標に向かって焦ることなく日々前進してほしいと願っています。