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 今日は,『三匹のおっさん』という本を紹介します。この本は,三人の60歳を迎えたおじさんたちが町内トラブルを解決する物語です。
 おじさんたちは,事件を解決しながら長年の経験を基に町内の人々を様々な言葉で救ってくれます。それはある面お説教でもあるのですが,叱られることのありがたさと叱ることの難しさを教えてくれています。
 『叱られるうちが花』という言葉がありますが,聞いたことがありますか。先生や家の人から注意を受けて,「叱ってもらってありがとうございます」とはなかなか思えないものです。
 今,目を閉じて自分自身の姿を振り返ってみてください。今までに叱られた理由が納得できなかったり,理由は分かっていても素直になれなかったことはありませんか。
 しかし,叱られた事は,叱って下さった方が「君の可能性を認められた事」であり,「そこを気を付ければ成長するんだよ。」という教えでもあるのです。
 叱られた事を深く考えずに,その場の気持ちだけで受け止めてしまったら,成長のチャンスを失うことになります。
 君たちが,『叱られるありがたさ』に気付くきっかけとして,ぜひ,『三匹のおっさん』という本を本屋で探して読んでみてください。もし,その本を読んで何かに気付けた時は,君たちは大人へと大きな一歩を踏み出した証です。
 今日は,『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席』100%26日目を達成しました。

 来週12日(水)から始まる学年末テストへ向けて,今日からからテスト期間に入り,部活動も休みになっています。
 今まで定期テストの前に何回も話をしてきましたが,人が集中して物事に取り組める時間は最大「45分から50分」だと言われ,小学校や中学校の授業の時間もそれに合わせてあります。
 今,学級活動の時間等を使って学年末テストへ向けて計画を立て,テスト勉強に取り組み始めたところだと思いますが,だらだらと長い時間机に向かっても効果はありません。
 学校で生活するリズムと同じように,平日だったら1教科50分,そして10分程度の休憩を入れて3教科,土曜日と日曜日などの休日は,1教科50分,そして10分程度の休憩を入れて5教科計画的に学習に取組めば,少なくとも同じ教科を2回,頑張れば3回勉強することができます。
 3年生は,今が大切です。私立高校入学を決めた人は,立ち止まっている場合ではなく,高校生活のスタート地点へ向けて最大限の準備をしなければなりません。公立高校を目指す人は,「15の春を笑顔で迎える」という目標実現へ向けて力を振り絞り,最大限の力を発揮する時です。
 君たちが諦めなければ,可能性は無限大です。君たちが,「学年末テストへ向けて頑張った。」と自信をもって問題用紙に取組む姿を見せてくれることを心から期待しています。