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 体育大会がいよいよ今週末に迫ってきましたが,学級・各色の気持ちは一つになりましたか。新時代の幕開けとなる「新たな伝統を創りあげる体育大会」へ向けて心を揃えることができていますか。
 今まで何回も紹介して来ていますが,円福寺の和尚の藤本(ふじもと)さんの『はきものをそろえる』という詩を一部変えると次のようになります。
『縦・横をそろえると心もそろう 心がそろうと列もそろう 入場行進の前にそろえておくと 行進で心がみだれない だれかが迷っていたら 一言声をかけてあげよう そうすればきっと 行進も心もそろうでしょう』
 どうですか。各学級で各団で,体育大会を5日後に控えた今でも様々な迷いや葛藤があると思います。この時期,学年で,そして全校で演技を創り上げる過程で,体育大会への思いの違いから一生懸命取り組めない人もいるものです。
 しかし,その心の迷いを乗り越えた時に初めて学級や各団の結束力が高まり,「学級や各団が目標とする演技」や「新たな伝統を創る体育大会」を創る大きな力が沸いてくるのです。
 友だちの表情から心を感じ取り,「みんなで体育大会を作り上げたい」という心の叫びに耳を傾け,心を一つにして新時代の幕開けとなる「新たな伝統を創りあげる体育大会」を目指して頑張ってくれることを期待しています。

 協力と同じ心と書いて『協力同心』と読む四字熟語がありますが,聞いたことがありますか。この『協力同心』という言葉には,「力と心を一つにし,みんなで共通の目標に向かって取り組む。」という意味があります。
 今,君たちは,応援リーダーや実行委員を中心に一日一日練習の目標を各団毎に話し合い,心一つに力を合わせ,15日に開催される体育大会を「新時代の素晴らしい幕開にする。」という目標に向かって,心を揃え「努力」を続けています。つまり,全校生徒が『協力同心』で体育大会スローガン実現へ向けて取り組んでいるのです。
 人は,夢実現へ向けて継続的に取り組む「心の持久力」とその瞬間瞬間に最大限の力を発揮する「心の瞬発力」を持っていると言われます。
 今日から後1週間,天候を心配しながら全体練習,学年練習,予行練習,体育大会準備が行われることになりますが,15日の体育大会本番まで様々な場面で君たちが心を揃え,「心の持久力」と「心の瞬発力」を発揮して,素晴らしい体育大会を創り上げてくれることを心から期待しています。
 そして,今年の体育大会を「新時代の素晴らしい幕開けにする」ために,『協力同心』で頑張りましょう。