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「先手あいさつ」と「語先後礼」について

令和3年7月12日(月) 
「先手(せんて)あいさつ」と「語先後礼」について
志布志中学校の皆さんは,「先手あいさつ」を知っていますか。「先手あいさつ」とは相手からあいさつされる前に,こちらからあいさつすることです。先にあいさつされた方は嬉しくなります。相手を嬉しくさせられるなんて素晴らしいですね。「先手あいさつ」で相手を嬉しくさせることができたら,あなたの勝ちです。人として喜ばれる人になったのですから。
「先手必勝」と言われます。どうせあいさつするのだったら,先にしましょう。相手を嬉しくさせましょう。それだけで「いい人」にもなれます。
相手があいさつしているのに,無視するのは最悪です。する側も,される側も最悪です。気分が悪くなります。わざとではなくても気分は悪くなります。しかし,ここからが大切なポイントです。あいさつは返ってこなくてもした方がいいのです。それは,あいさつすれば,後腐れ(あとくされ)がないからです。返さなかったら後腐れがあるのかもしれません。しかし,こちら側はあいさつしているので問題がありません。負い目はありません。返ってこなくても,相手を恨むことはありません。所詮,相手はそんな人なのです。ですから,相手を嬉しくさせるだけでいいのです。
また,本校では,どの授業でも,授業の始まりと終わりのあいさつは「語先後礼」です。「語先後礼」とは,あいさつの言葉が先,礼(お辞儀)が後,という礼儀作法です。以前,ある銀行のカウンターの中に掲示してある「語先後礼」を見たことがあります。ビジネスマナーとしても「語先後礼」が定着していると感じたことがあります。
本校だけではなく,本校区の6つの小学校すべてで「語先後礼」を実施します。どの授業でも,相手(先生)の顔(目)をしっかりと見て「お願いします」と言い,言い終わってから,きちんと礼をしましょう。どの授業でも「語先後礼」であれば,皆さんの品格・品位が際立ち(きわだち),周りからも感じよく見えることでしょう。