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「ごめんなさい」を「ありがとう」に変えると,人生はもっと素敵になる

令和3年5月24日(月)
「ごめんなさい」を「ありがとう」に変えると,
人生はもっと素敵になる
 「ごめんなさい」はとても素敵な言葉です。自分の過ちを素直に認め,相手に謝罪(しゃざい)し,反省し,改善しようとする言葉です。
 しかし,この「ごめんなさい」が口癖(くちぐせ)のようになっている人はいませんか。謝りグセがついている人とも言えますが,「ごめんなさい」が口癖の人は謙虚(けんきょ)です。「とりあえず謝っとけ」というような,謝るということを軽く考えているような人ではありません。
 しかし,少々残念な人でもあります。必要以上に謝ってしまい,自分の価値を自分で下げてしまっているからです。
 「ごめんなさい」と言いそうになったら,それを「ありがとう」に言い換えられないか考えてみましょう。そして言い換えられるのなら,言い換えましょう。謝るのではなく相手に感謝するのです。
 「手間を取らせてしまいごめんなさい」ではなく「手間をかけてくれてありがとう」
 「お金を出させてしまってごめんなさい」ではなく「お金を出してくれてありがとう」
 「待たせてしまってごめんなさい」ではなく「待ってくれてありがとう」
 どうですか。何だか素敵に聞こえませんか?
 このように,相手が何かしてくれたときには「ごめんなさい」ではなく,できるだけ「ありがとう」と言いましょう。相手はあなたに謝らせるようなことをしたのではなく,あなたに良いことをしたのです。「ありがとう」と言うだけでも,相手との関係がより良くなります。相手はもっとあなたに何かしてあげたいと思うでしょうし,あなた自身も相手に何かお返ししたいと思えるでしょう。
 「ごめんなさい」と言ってしまうと,目の前にある小さな幸せに気づかないものです。しかし,「ありがとう」と言うと,目の前にある小さな幸せに気づくことができるようになります。