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躾で一番大切なのは姿勢

令和3年5月11日(火)
躾(しつけ)で一番大切なのは姿勢
 「今でしょ!」で有名な予備校講師の林修(おさむ)先生は,子供に躾(しつけ)なければならない一番大事なことは「姿勢」だと言い切っています。
 皆さんの中で,授業中集中できない生徒はいませんか?なぜ集中できないのか?それは,集中できる姿勢になっていないからです。なぜ宿題ができないのか?それは,宿題をきちんと座ってやる姿勢ができていないからです。
 実際でもテレビドラマでもいいです。「姿勢のいい不良」を見たことありますか?ないでしょう。姿勢のいい子は,成績がいい子も多いのです。私が小さい頃は家でも学校でも,姿勢が悪かったらものすごく注意されました。今,本校では各授業で「立腰(りつよう)指導」がなされていると思いますが,家庭で,注意されることがありますか。
 2時間机の前に座っていられるということは,2時間勉強できる姿勢をしてるかどうかなのです。集中力がないというのは簡単ですが,そうではなくて,集中できる姿勢が訓練が徹底されていないだけなのです。皆さんの中で,やる気にならないとか,集中力がない,落ち着きがない,大きい声が出ないとか,そういったものは実は,全部姿勢なのです。今,腰を前にずらして食べている人,足を組んでいる人,既にアウトです!
 集中力に欠ける生徒は,背中を丸めた悪い姿勢のまま授業を受けていることを自覚できていません。先生方から「腰骨を立てなさい」と言われたら,しつけで最も大切なことを指導されていることを自覚してください。
 背筋を伸ばしシャンとするには,いわゆる「腰骨を立てる」ことが大切です。柔道の自然体や,相撲で蹲踞(そんきょ)する際は背筋が伸び,腰骨が立っています。背筋を伸ばす時に意識するのは,実は背骨ではなく,腰骨を立てることです。自分で意識して腰骨を立てることで,集中できやる気を起こし,落ち着きを取り戻し,意欲のある人になりましょう。「いつからやるの?今でしょ!」