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『身から出たさび ~ 今こそ自らを鍛えよう ~』

    令和2年4月17日(金)
『身から出たさび』とは,刀の身から出た錆(さび)が,刀自身を腐らせてしまうことの慣用句(かんようく)です。自分自身の行いや過ちが原因で,あとで災い(わざわい)を受けて苦しむことです。これは,『江戸いろはかるた』の一つでもあります。
さびは,鉄自身から出たのにも関わらず,やがて鉄自身をボロボロにしてしまいます。英語では,『Self do self have.(セルフ ドゥ セルフ ハブ 自分の行為は自分に帰ってくる)』ということばがあるようです。
鉄を用いた慣用句(かんようく)には,他に『鉄は熱いうちに打て』というものもあります。これは,英語の『Strike while the iron is hot.(ストライク ホワイル ザ アイロン イズ ホット)』を訳したことわざで,元々は英語のようです。「鉄は熱してやわらかいうちには,打っていろいろな形にできることから,人間も,純粋な心を失わず,若く柔軟性のあるうちに心身を鍛えることが大事である。また,物事をなすときにも,熱意が盛り上がっているうちに実行することが大事である。」という意味です。若い志布志中の生徒の皆さんも,自らを研ぎ続けることでさびを寄せ付けず,柔軟性を持ってどんな形にもなれるよう,自らの成長を促していきましょう。