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平成31年3月12日(火)『大切なのは「未来」』

 今日は,3年生に村野四郎さんの「樹」という詩を紹介します。
『おまえが入学した時は まるで か弱い苗木のようだった
 枝もなく そして葉もなかった けれども今日 お前を見る時
 大きな驚きに胸を打たれる お前の幹は しっかりとし
 差し交す知恵の枝々 風にそよぐ 柔らかい感情の茂り
 おお この美しい成長は誰がくれた 私は お前と一緒に
 この豊かな恵みに 心から感謝しよう
 お前は まだまだ大きくなる やがて 花を咲かせるだろう
 梢は 空に広がるだろう そして 深々とした お前の茂みは
 数しれない小鳥たちの ねぐらになるだろう
 おお その時 大きな お前の樹の影に
 どんなに美しい夢を わたしは結ぶだろう
 3年生は,明日卒業の日を迎え,明後日から真の意味の「自立」という大きな一歩を踏み出すことになります。
 以前,『思い出は過去,約束は未来』という言葉を紹介しました。君たち一人ひとり中学校生活への思いは「楽しかった」「つらかった」等々異なると思いますが,過ぎ去った日々は過去でしかありません。大切なのは,『未来』です。君たちが,自分を信じて,前向きに自分の人生を切り開いていく事を心から願っています。