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平成30年12月21日(金)『2学期終業式あいさつ』

  おはようございます。
 まだ,猛暑の中,9月3日に2学期の始業式が行われ,80日間の2学期が始まりました。
 この2学期を振り返ると,体育大会や文化祭,持久走大会等大きな学校行事等がたくさんありました。その一つ一つの歩みが廊下に掲示されているので,再度2学期を振り返る意味でも見てみてください。特に『輝け平成最後の晴れ舞台』をテーマに行われた第72回体育大会では,3年生が中学校生活最後の体育大会ということで昨年までとは違う意気込みで参加し,学級,学年,全校生徒のまとまりとして結果を出すにはどうすればいいのかを必死に考え,それぞれのポジションで一生懸命頑張り,心を一つにする難しさと喜びを感じる体育大会,「頑張れば 感動!」ということを下級生に示す体育大会を作り上げてくれたと思います。
 そして,「407の個性の織り成す物語」をテーマに行われた文化祭,先生方と君たちが一つになって創り上げた舞台作品・展示作品は,本当に感動的だったと思っています。特に君たちが先生方と創り上げた劇には心打たれ,舞台の中に引き込まれる思いでした。
 本当に,2学期,学校の様々な場面で貢献してくれた君達に心よりお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。
 さて,2学期の始業式では,2学期は,大きな行事が計画されているだけでなく,生徒会活動が3年生から2年生へリレーされる学期でもあり,3年生が進路選択を行う学期でもあるので,『協力』という言葉を最も意識する学期にしてほしいと話をしました。
 また,志布志中学校の柱である『礼を正し,場を清め,時を守る』という基本的な事を身に付けてほしいという話をしましたがどうだったですか。君たちの2学期の様子を見ていると,登下校の時刻を守ることに関しては,もう少しで新たな伝統・校風を築きあげられるところまで来ていると思います。
 また,挨拶に関しては,学校内で挨拶が飛び交う光景が多くなり,地域の方々からも「志布志中の生徒は挨拶がいい」という言葉をよく聞くことが多くなり,本校と地域を結ぶ大きな懸け橋になろうとしています。
 「場を清める」に関しては,清掃時間10分という限られた時間,精一杯清掃活動に取り組む姿も見られるようになりましたが,昼休みの活動を止められずに,清掃活動に遅れる生徒やほうきを持ってぶらぶらしている生徒が見られる等まだまだ努力が必要です。学年や掃除場所によっては、無言作業が始まっている所もあります。
 以前,昼の放送でも話したことですが,「清掃活動に一生懸命取り組む生徒は,受験に失敗しない」。これは,清掃活動=受験勉強と言っているのではありません。楽しい昼休み時間の活動を予鈴と同時に止め,次の活動へと気持ちを切り替え,次の活動へ取組めるかどうかを表した言葉なのです。勉強は,特に受験勉強は先が見えず誰しも不安で逃げ出したいものですが,「今何をすべきか」という言葉を常に自分自身に問いかけ,気持ちを切り替えることで机に向かえるのです。そういう一瞬一瞬の気持ちの切り替えが,君たちの未来を切り開いていくのです。
 この後,通知表をもらう学級活動を気持ちの切り替えの場にぜひしてほしいものです。
 さて,明日から17日間の冬休みが始まります。まず,2学期の自分の姿を振り返り,平成31年,自分が何をすべきか考える機会にしてください。
 最後に、2019年、平成31年が皆さんの更なる飛躍の年であることを祈って、終業式のあいさつとします。