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平成30年11月16日(金)『未来へつないぐ』

 私の好きな言葉の一つに『つなぐ』『つなげる』という言葉があります。例えば,学校では「歌声はつながる」「校風,伝統をつなぐ」等と使われることがよくあります。
 この『つなぐ』という言葉は,今を生きている私たちにとっての「何が今大切なのか」というヒントを教えてくれている言葉ではないでしょうか。
 「歌声はつながる」は,合唱コンクールや卒業式で「素晴らしい歌声をつないでいかなくてはいけない。」「先輩たちより,いい歌声を」と一人ひとりの思いが,素晴らしい歌声を創り上げるのです。 昨年の体育大会の練習開始時刻3分前に全校生徒が整列を完了し黙想をして開始時刻を待つ姿,そして,「今までにない体育大会を創り上げたい」という先輩たちと君たちの思いが感動的な体育大会を創り上げ,それが,今,志布志中学校の「校風,伝統」として今年の集会活動や体育大会に『つながって』いるのだと思います。
 この歌声も校風や伝統も目には見えないけれど,君たちの心の中にしっかりと受け繋がれようとしているのです。
 今日と言う日は,過去の行動が「つながる」ことで,今が存在し,未来は,今の行動の「つながり」によって存在するといわれます。昨日から新生徒会役員が中心となった活動が,旧生徒会役員の先輩たちにサポートしてもらいながらスタートしています。
 3年生は,今下級生に自分たちが続けてきたことを,創り上げたことを,創り上げようとしたことを『つなげる』時です。
 1・2年生は,3年生から思いを引き継ぎ,志布志中学校の新たな「校風,伝統」を書き加える準備をする時です。
 ぜひ,10月下旬から11月上旬の生徒会活動の盛り上がりを未来へ『つないで』ください。期待しています。