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平成29年10月5日(金)

 今日は,「思いやり」をテーマにした中学生の意見文の一部を紹介します。
 「思いやり」って何だろう。私が思いついたのは,相手の立場に立って考える事です。自分の立場ばかり考えていると,周りが見えなくなって正しい行動をとる事ができません。相手のことを考えると,その場にあった行動をとる事ができると思います。
 あるコマーシャルでこんな詩がありました。「思いは,誰にも見えないけれど,思いやりは,誰にでも見える。」という詩です。
 この詩に込められた意味は,『思い』を『思いやり』に移すという事です。誰にでも出来ることではないですが『思い』を『思いやり』にして,よりたくさんの人に,笑顔を届けていきたいです。」
 この作文の中で紹介された詩には「心は,誰にも見えないけれど,心遣いは,誰にでも見える。」という言葉が付け加えられています。とても重みのある素晴らしい言葉だと思いませんか。
 今まで「8時5分までに生徒玄関通過,8時10分までに着席」することは,『時を守る』事であり,「朝読書等の準備を済ませ着席する」ことは,周りの人への『思いやり』や『心遣い』であり,場の雰囲気を創ることにもなるという事を何回となく話をしてきましたが,実現できていますか。
 今,君たちが求められていることは,「時を守る」という「思い」「心」をしっかりと「形」,すなわち「心遣い」に表していくことなのです。
 今まで遅れていた人が,時間内に「駆け込む姿」,遅れそうになった時の「急ぐ姿」や「遅れて申し訳ない」という姿を見せることによって,周りの人に「心」が「心遣い」として伝わるのです。
 君たちの「心」の変化が,「行動」の変化として見られ,「8時5分までに生徒玄関通過,8時10分までに着席」が実現できることを心から期待しています。