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フルマラソンは誰でも完走できる

令和3年5月17日(月)
フルマラソンは誰でも完走できる
 私は50歳を超えた頃から,週何回かはジョギングをするよう心がけています。これは,自分の健康の為に始めたものです。走るスピードはとてもゆっくりで,恥ずかしいくらい遅いタイムですが,フルマラソンも6回完走しています。
 さて,42.195kmの距離を走るフルマラソンを完走するのは,とても出来そうも無いと感じる生徒は多いと思います。実際,50歳を超えるまで10kmまでしか走ったことがない私も,そうでした。
 私が初めてフルマラソンにチャレンジしたのは,鹿児島マラソンです。平成28年(2016年)の鹿児島マラソンを走ろうと決意しました。そのためには,長時間走り続ける練習が必要です。最初は歩くだけ,1日30分位ウォーキングしました。そして,10分歩いて5分走るを2回繰り返し30分トレーニングするなどして,徐々に走ることを増やし,最終的にはゆっくりですが,1時間連続で走れるようになりました。
 大人がゆっくり歩くスピードは,時速4kmです。急ぎ足でだいたい時速6km位です。時速6kmで42.195kmの距離を歩くと,7時間以上かかります。鹿児島マラソンの制限時間は6時間40分以内ですから,早歩きだけでは完走できません。しかし,早歩きに加えてゆっくりしたスピードでも途中何回か走ると,6時間台が出せます。もし,時速8km程度で走り続けられれば,約5時間半で完走できる計算です。
 私は,走るだけではなく,疲れたら歩いてもよいと自分でルールを決めました。走ったり歩いたりしながら前にさえ進んでいけば,制限時間以内に完走できると信じて,平成28年(2016年)の鹿児島マラソン以降6回の大会すべてで完走しました。
 生徒の皆さん,前にさえ進んでいけばたどり着ける場所がきっとあります。しかし,途中でやめたり,別な方向に進んでしまうと,その場所にはたどり着くことはできないでしょう。自らが進んでいる道は正しい方向なのか,常に自分で確認しながら,あきらめずに前に進んでいきましょう。