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努力する人は希望を語り,怠ける人は不満を語る

令和3年11月17日(水)
努力する人は希望を語り,怠け(なまけ)る人は不満を語る
「努力する人は希望を語り,怠ける人は不満を語る」とは,芥川賞(あくたがわしょう)作家の井上靖(やすし)さんの名言です。
努力をする人は,「いつかはこうなりたい」と未来を語りますが,努力をしない人は現状の不満に対する愚痴(ぐち)や文句しか言わず,現状を変えるための努力は一切しません。
つまり,努力をする人というのは,たとえ現状に不満があってもそこでグチグチと文句は言わず,現状をより良いものにするためにどうすれば良いのか前向きに考えることができる人です。そのため,この名言を座右の銘にしてこれからを生きていけば,愚痴や文句ばかりで何もしない人間から,現状を変えるために努力することができる人間に自分を変えていくことができるかもしれません。
よく考えてみると,不満ばかり言いながら努力を続けることなどできるでしょうか?実は,「努力」と「希望」はワンセットなのです。努力するから希望が湧く(わく),希望が湧くから努力するのです。私たちはついつい現状の不満ばかりに目を向けて,努力を怠ってしまうので注意しなければいけません。「希望」と「不満」,どちらに目を向けるかが大事であり,それによって怠けようとする自分に打ち勝てるかどうかが決まります。本当は,不満があるから怠けるというより,怠けたいから不満を探すのかもしれません。なぜなら,私たちにはつい楽な方へ流されてしまう性質があるからです。そうならないために,私たちは希望に目を向けていくよう意識することが必要なのです。
折に触れ「努力する人は希望を語り,怠ける人は不満を語る」の言葉を思い出し,今の自分はどちらを口にしているのか,自分自身に問いかけてください。志布志中の生徒全員が希望を語る人になることを願っています。