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平成30年6月14日(木)

 今週から各学級の授業を1時間ずつ参観させてもらっています。 授業開始前に教室に行くと,着席を呼び掛ける学年放送が流れ,チャイムと同時に総務・副総務の号令で黙想が始まり,授業が静かな雰囲気の中でスタートする。本当に君たちの成長を感じさせられる一時です。ぜひ,この「チャイム前着席,チャイム黙想」が常に当たり前のこととして継続されることを心から願っています。
 作家の石川真理子さんの言葉に『姿勢を見ればその人の生き方まで,わかってしまうこともあるのですよ。それに,よくない姿勢が,生き方にまで影響することもある。うつむいてはいけません。ちゃんと前を向いて歩くのですよ。』という言葉があります。
 「気持ち」が「姿勢」に表れるとよく言われますが,授業を参観する中で君たちの学習に対する気持ちが後ろ姿に表れているということに気付かされます。「分かるようになりたい」「この問題を解きたい」「できるようになりたい」等と意欲が後ろ姿に表れている人もいますが,「何かあったのかな」「眠たいのかな」「疲れているのかな」と心配させられる後ろ姿も見られます。
 人は,それぞれいろんな思いを持ちながら学校生活を送っています。前向きな時もあれば,前向きになれない時もあるものです。
 しかし,中学校は,1時間1時間授業が変わり,担当する先生も変わるので,心配事があっても,嫌なことがあっても授業が変わる度に自分の気持ちを変えるチャンスがあるということです。
 「気持ちが変われば,姿勢が変わる」「姿勢を変えれば,気持ちが変わる」,つまり,気持ちが前向きになれない時には姿勢を正すことで気持ちが前向きになるのです。
 今日はきついなと思ったら『よくない姿勢が,生き方にまで影響することもある。うつむいてはいけません。ちゃんと前を向いて歩くのですよ。』という石川真理子さんの言葉を思い出して頑張ってください。