今日は,「これくらいでいいだろう」という言葉にまつわるキツネと熊の話を紹介します。
『井戸がかれてしまったので,キツネは必死で井戸を堀りました。そして,掘り起こした土が山のように積み上げられました。それを見ていた熊が「もうそんなに掘ったのだからやめたら」と言いました。すると「いやいや,私はそう若くない,今度,井戸がかれたら私は困ってしまう」と言って,キツネは井戸を掘り続けました。そして,誰もが驚くほど頑丈な井戸を作り上げました。
それを見た熊のお母さんが「あなたもキツネさんのような立派な井戸を作っておくれ」と熊に言いました。熊は力まかせに掘り,あっという間に掘り起こした土が山のように積み上げられました。
すると,掘った穴から地下水が湧いてきました。それを見た熊は「これくらいでいいだろう」と掘るのをやめたところ,その日の夜に大雨が降り,掘り起こした土がどろ水と一緒に井戸の中に流れ込み,井戸は土で埋められてしまったのです。』
自分の意思で井戸を掘ったキツネは,頑丈な井戸を作り上げることができたのに,人に言われるがまま井戸を掘り,「これくらいでいいだろう」と掘るのをやめた熊の井戸は土で埋まってしまったのです。
勉強も同じです。自分の意思で取組んだことは必ずいつか結果に結びつきます。しかし,人にさせられた勉強は,集中できず,時間だけが過ぎてしまうものです。
明日から始まる期末テスト,今日のテスト勉強も,そして明日の答案用紙へ向かう時も「これくらいでいいだろう」と考えるのではなく,「時間一杯,最後の一問まで」という気持ちで頑張る姿を見せてくれることを心から期待しています。
カテゴリー: 校長室からのつぶやき
平成30年6月18日(月)
先週,テスト勉強へ向けて土曜日と日曜日には少なくとも1教科50分,そして10分程度の休憩を入れて5教科計画的に学習に取組んでほしいと話をしましたが,この2日間どうでしたか。計画通りに勉強できましたか。
君たちは,期末テストを受験するにあたって学級活動の時間などを利用して「1日○時間勉強する」「全教科平均点以上を目指す」「9教科合計100点アップ」などの目標を設定し,テスト期間中の学習計画を立てたことだと思います。
しかし,計画通りに勉強していても「今日はこれぐらいでいいかな」とか「この教科はこれぐらいで」と迷ったことはありませんか。
「これくらいでいいだろう」という迷いは,テスト勉強を自分の意志ではなく,人にやらされているから出る思いの表れでもあります。やってもやっても効果や成果がでないのは,自分自身の勉強を「これくらいでいいだろう」といった他人事のように考えている表れでもあるのです。
人は,「楽しい,うれしい,よかった」といった満足感や達成感を味わう経験をすると,「これくらいでいい」という迷いは出なくなるそうです。
君たちが立てた「全教科平均点以上を目指す」等の目標は,「夢」ではなく「目標」なので,計画表に書いただけで終わらせるのではなく,目標を達成するために,最大限の努力をすることが必要です。そして,その努力が満足感や達成感につながるのです。
これからは「これくらいでいい」と思った時には,「ここでやめたら,後悔するかもしれない」と自問自答して下さい。君たちが諦めなければ,可能性は無限大です。
平成30年6月15日(金)
自分の一生を1日24時間に置き換えた『人生時計』という話を知っていますか。
『人生時計』は,仮に人の一生を72歳とした時に「72」を24時間という1日の時間で割ると3歳が1時間になるという話です。この計算を君たちに当てはめると,現在15歳の3年生は「150÷3」なので5という数字になります。
つまり,15歳の3年生は「夜明け前の5時」を生きているという事になります。また,14歳の2年生は4時40分を,13歳の1年生は4時20分を生きていることになります。
朝の5時前であれば,まだ寝ている人がほとんどで,実際の1日もスタートしていない状態です。つまり,人生は始まったばかり,どのような1日になるのか,どのような未来になるのが誰にもわからない時間帯なのです。
君たちの人生は始まったばかりで,まだまだ一生で使える時間も人生設計の選択肢も人生を大きく変える時間もたくさん残されています。
今,新学期が始まって2カ月半,進級した時に何を思いましたか。何を考えましたか。その時の思いを今も心の中に持ち続けていますか。頑張ろうと思ったことを続けていますか。
『続くと本物になる。本物は続く。』という言葉があります。気持ちが折れそうになったら,家族や友だち,先生に相談すればいいのです。多くの人たちの力を借りることは決して恥ずかしいことではありません。恥ずかしいのは,決意した事や頑張ろうと思った事を簡単に諦めたり,投げ出したりすることです。
新学期になって始めたこと,みんなで頑張ろうとしてきたことを諦めずに継続してください。必ずそれが「当たり前」に,そして「本物」になります。気張れ!志中生。
