「気づき,考え,実行する」
今週は,皆さんに,「気づき,考え,実行する」ことについてお話します。
この言葉は,青少年赤十字(Junior Red Cross, JRC)の態度目標です。
皆さんは,日頃の学校生活のいろいろな場面で,「自分の考え」をもちながら話を聞いたり,実際に自分の考えていることを伝えたり,行動したりできていますか?
日常生活を何となく過ごし,周りに流されるように生活していると,周囲の変化に鈍感になってきます。
例えば,教室や廊下などにゴミが日常的に落ちていたら,どうでしょう?ゴミがあるのが当たり前の感覚になり,多少,散れていても気にならなくなるでしょう。
逆に,日頃から整った環境で生活していると,小さなゴミでも落ちていると気になり,そのゴミをどう処理しようか考え,ゴミを拾い,ゴミ箱に捨てるのではないでしょうか?
世の中には,いろいろな感覚や価値観をもった人がいますが,多くの人が心地よく過ごすためには,周囲の変化に敏感になると同時に,周りの人に対して配慮した言動をすることがとても大切なことだと思います。
もし,周りの人のことや自分が生活している環境に対して,あまり考えていなかったなというのなら,明日からでも周りを注意深く見てみましょう。そして,気づいたことがあったら,より良くする方法を考え,実行してみましょう。
【1年生があいさつに添えた一言に感動】
先週の朝のことです。1年生の女子生徒が,朝の登校指導中の私の前を通り過ぎるときに「おはようございます。『ありがとうございます』」と言ってくれました。
その生徒にとっては,当たり前の一言だったのかもしれませんが,私は,これこそ,まさに自分で考え,言葉を発した最高の場面だと思いました。皆さんは,自分の周りの人たち(友だち,保護者,先生など)に「ありがとう」素直に言えていますか?