本田圭佑選手の言葉に『人間は気を緩めていないつもりでも,必ずどこか気が緩んでいるもの。気の緩みをなくすためには,くどいくらい自問自答を繰り返すしかないんです。自問自答を繰り返し,最高の準備をしていつも試合に臨むようにしている。』と言う言葉があります。
3年生は,初めての進路選択の機会,つまり高校受験を終えたところですが,受検前1週間の自分の姿と受検を終えた1週間の姿に変化はありませんか。自分の姿や行動を振り返ってみてください。
3学期に入って約2週間,学年によっては,『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席』100%達成を学年として何日も達成していましたが,この1週間,なかなか達成できない日々が続いています。
本田選手は,『人間は気を緩めていないつもりでも,必ずどこか気が緩んでいるもの。』と言っています。つまり,誰でもどんな人でも『気の緩み』は起こるものなのですが,その『気のゆるみ』に気付かずに生活を続けていると「本当の自分の姿」「今やらなければならない事」を見失ってしまうものです。
大切な事は,本田選手の言葉にあるように『気の緩みをなくすためには,くどいくらい自問自答を繰り返すしかない。』という事なのです。ぜひ,今の自分の姿を振り返り,自分たちが頑張ってきた姿を,頑張ろうとしている事を思い出してください。期待しています。
月: 2020年1月
学校便り 令和年度1月末号
令和2年1月30日『時間の使い方は,そのまま命の使い方です。』
先日,知人に薦められて出会った渡辺和子さんの本を再度読む機会があり,その中に書かれていた『時間の使い方は,そのまま命の使い方です。』という言葉に心を打たれました。
私たちが勉強や仕事等に打ち込む姿は,自分自身の人生や時間の使い方の縮図だというのです。君たちが,50分の授業にどのように取組むのか,約2週間後に実施される学年末テストの答案用紙に向かって50分という時間をどのように使うのか,また,下校後,家庭での時間をどのように使うのか,それが,人生という長い時間,つまり命の使い方に共通するというのです。
中学生の君たちの仕事は,社会人として必要な「確かな学力」を身に付けるために授業に一生懸命取り組む事,そして,友だちと協力して様々な活動に取り組み,「生きる力・生きる術」を身に付ける事ですが,人は,時間の大切さについて深く考えず,「時間は,いくらでもある。」と勘違いし,大切な時間を無駄に使ってしまいがちなものです。
私たちには,1日24時間という時間が平等に与えられています。君たちが,「今と言う時間」を,そして「今日と言う1日」を有効に精一杯工夫して使うことができれば,将来自分の人生を支える「確かな学力」と「生きる力」が身に付くのだと思います。
例えば,君たち一人一人に「朝の時間を有効に使おう」という意識が身に付けば,『8時5分生徒玄関通過,8時10分着席』は目標ではなく,志布志中の当たり前の朝の風景になるのです。
『時間の使い方は,そのまま命の使い方です。』という渡辺和子さんの言葉の持つ意味をもう一度みんなで考えてみましょう。