「いや,遅くはない。無理じゃない。やればできる。ただ,やる気になれば・・・・。」。この言葉は,世界的にも有名な映画監督である黒澤明監督が映画「生きる」の中で主人公に語らせたセリフです。胃ガンを宣告され,余命いくばくもない主人公が,自暴自棄の生活から立ち直ろうとするときにつぶやく一言です。
1学期がスタートして約3ヶ月が過ぎようとしていますが,1学期を振り返ってみて,勉強や部活,友達との関係で「ああ,もうだめだ」と思ったことがありませんでしたか。そんな時,何度も何度も「もう遅い」と思い,「無理だ」と不安に押しつぶされそうになりながらも,その度ごとに「やればできる」と自分に言い聞かせながら,乗り越えてきたことがありませんでしたか。
大事なことは「やる気」です。ゼロからもう一度やり直してみようという「やる気」があれは,どんなことも乗り越えられるのです。そして,「やる気」をもつだけで確実に自分の目標に一歩近づいているものです。
先週実施された期末テストの結果が,今週返されていることだと思いますが,納得のいくものでしたか。「ダメだ。もういい。」と諦めていませんか。大切なことは,返された結果に背を向けるのではなく,それを現時点の力として受け止め,今後の計画を立て,各教科ごとに訂正帳を作り,間違ったところを再度やり直し,重要語句や公式等を含めた学習内容を復習することです。
「いや,遅くはない。無理じゃない。やればできる」。この言葉は,今『人生時計』の中で明け方5時前を生きている君たち全員に当てはまる言葉です。出された結果は,変えようがありませんが,未来は変えられます。やる気を持って頑張ってください。
カテゴリー: 校長室からのつぶやき
平成30年6月26日(火)
今日は,坂村真民さんの『はじめの日に 何も知らなかった日の あの素直さに かえりたい 一杯のお茶にも 手を合わせて いただいた日の あのはじめの日に かえりたい』という言葉を紹介します。
この言葉は,「日々の生活に慣れてしまい,最初の決意を忘れそうになっている今,『初心』つまり,最初の『志』,『夢』,『目標』を定めたあの日にかえりたい。ちょっとした些細な事にも感動し,もう一度新たな自分の姿を見つけようと決意したあの日にかえりたい。」という思いを表した言葉であり,人生の様々な節目の時に抱いた「初心」を持ち続けなさいと言っているのです。
君たちは,約3か月前,中学校へ入学した時に,新たな学年に進級した時に『志』,『夢』,『目標』を定めたことだと思います。そして,その実現へ向けて確実に新たな『一歩』を踏み出したことだと思います。
しかし,月日が過ぎるにつれて,その時の思いや感動を忘れそうになっている自分がいませんか。「中学生だからこれぐらいはいいだろう」と当たり前の事が当たり前のようにできなくなっている自分がいませんか。
「人は忘れる生き物」とも言われます。1学期もあと約1ヶ月,坂村真民さんの『はじめの日に 何も知らなかった日の あの素直さに かえりたい 一杯のお茶にも 手を合わせて いただいた日の あのはじめの日に かえりたい』という言葉を自分に問い返して,入学式,始業式の日に思ったことを思い出し,自分の目標に向かって焦ることなく日々前進してほしいと願っています。
平成30年6月25日(月)
今,ロシアでサッカーのワールドカップが行われ,連日,日本代表の情報がテレビ等で流されています。
そんな中,日本人サポーターの試合後の行為が世界中で反響を呼んでいる事を知っていますか。この行為は,4年前,予選を突破できなかったブラジル大会の時も世界中の国々から賞賛された行為なのです。
普通,何万人の人が燃え上がって応援するワールドカップの試合後のスタンドには飲み物の紙コップや食べ物のゴミが散らかっているものですが,試合を応援した日本人サポーターのは,試合が終わると勝敗に関係なく,自分で持って来たゴミ袋を使って丁寧にゴミ拾いを始めるのです。
日本人サポーターがスタンドを掃除する様子は動画などでも拡がり,世界中のファンから「世界トップの模範だ」と称賛されているのだそうです。
昨年度から,「『時を守り,場を清め,礼を正す』ができる学校にしよう。」ということを何回となく話してきましたが,今君たちが取り組もうとしていることは,学校生活で必要なだけではなく,将来生きていく上で大切であるという事を今回の日本人サポーターの行為が教えてくれていると思います。
『時を守り,場を清め,礼を正す』は,単に時間を守り,掃除を行い,あいさつをするだけではなく,同じ時間を過ごす人々や活動場所への感謝や思いや敬意を行動として表すことが含まれているのです。
今,君たちは将来生きていく上での大切な「習慣」そして「生き方」を身に付けようとしています。人は日が経つにつれて「頑張ろう」という思いが薄れていくものですが,『時を守り,場を清め,礼を正す』事だけは,常に心の中に持ち続けてほしいと思います。
