今日は,森信三先生の「中・高生のための『人間の生き方』」の中で語られている『自分は自分の主人公』という話を紹介します。 自分は自分の主人公,世界でただ一人の自分を創っていく責任者。
九〔苦〕を乗り越えなければ十の喜びはつかめない。九十九を通らなければ百の幸せは得られない。本物と偽物とは見えないところのあり方で決まる。本物は続く,続けると本物になる。
全て見える世界は,それの幾層倍もの見えない世界に支えられてそこに存在している。尊いもの,美しいもの,善なるものもみんな謙虚な人のところに集まってきて,その人のものとなる。
二度とない人生,二度とない今日,ただいま。生きているということは,どんなに素晴らしいことなのか。一番身近な人のお蔭が見えないようでは,幸せには巡り会えない。
亀は兎にはなれない,しかしそのつもりで努力すれば日本一の亀になれる。
君は君を立派にする世界でただ一人の責任者なんだね。
様々な分野で活躍している人は,見えないところで努力を継続していると言われます。昨日紹介した北野武さんは,「どこに行ってもトイレ掃除を実践している」と言われ,イチロー選手は,「誰よりも早く練習場に行き,ウォーミングアップを行い。ゲームが終わると一人ロッカールームに残って,入念にグラブやバット,スパイクの手入れを行っている」と言われています。
今君たちは,花の苗に例えると種を撒き,やっと双葉から本葉が出たところです。「君は君という花の苗に水と肥料を与え,大きくて綺麗な花に育てる世界でただ一人の担当者」なのです。ぜひ,君の生涯を支える何か継続できるものを探してみてください。
カテゴリー: 校長室からのつぶやき
平成30年5月31日(木)
『「成功の秘訣は」あるとすれば,どこに行ってもトイレ掃除を実践していることぐらいでしょうか。』この言葉は,誰の言葉だと思いますか。
この言葉は,お笑いタレントであり,司会者や映画監督でもある北野武さんの言葉です。武さんは,自分の家だけでなく,ロケ先の近くの公園に公衆トイレがあると,自分が使わなくてもキレイに掃除していると聞きます。
それは若いころに師匠から「どんなにえらくなってもトイレ掃除だけは続けろよ」と言われたからだそうです。
武さんは,自分が出演すれば,どんな番組でも視聴率が上がり,小説も絵も映画も絶賛される。でも,自分は人より才能があるとは思えない。人より努力しているわけでもない。なぜなんだろう?1つだけ思い当たるとしたら,この芸能界に入る時に師匠から言われた事を今でも実践しているからじゃねえだろうか。
この話は結構有名な話で,知っている人がたくさんいるかもしれませんが,素晴らしい事は,「世界の北野」と言われる人が,未だに若い頃,師匠に言われた事を素直に実践し,継続していることだと思います。
今,君たちは,幼い頃に家の人から言われて継続している事,小学生の頃に先生に勧められて継続している事,中学校に入学してから将来を見据えて始めた事で継続していることがありますか。
北野武さんは「トイレ掃除を実践している」と言われていますが,北野武さんの言葉は,些細な事でも何か一つ継続することが,将来の自分を支える力となり,将来の進路選択の幅を広げてくれる事を私たちに教えてくれているのだと思います。
さあ,今日から君だから続けられる事を初めて見てください。
平成30年5月30日(水)
『人間は社会的な生き物だ』とよく言われます。人は人との関わりの中で生活し,学習や部活動,生徒会活動等学校生活の大半をこうした友だちとの関わりの中で行っています。
そして,友だちとの関係が信頼と思いやりに満ちて共に助け合い,支え合うものであれば,心は豊かで穏やかな生活を送ることができるのだと思います。
しかし,君たちは友だちが自分の事をどう思っているか気になりませんか。きっと,みんな同じ思いをしたこともあるかと思います。
集団生活の中で信頼関係を創り上げていくことは,簡単なことではありません。人はこの信頼関係づくりの方法を友だちに求めてしまいがちです。しかし,本当は『信頼される自分になる』ことを考える方が近道ではないでしょうか。「信頼」は,人が創ってくれるものではなく,自分の行動や言葉が「信頼」の種となって,友だちの心の中で育てられていくものだと思います。
では,信頼される人になるためにはどういう行動が必要でしょうか。以前,退職された先生から『人に信頼されるには,「相手の立場になってものを考える」「約束をきちんと守る」「言うこと行うことを一致させる」「友だちのミスを積極的にカバーする」の4つの心が必要だ』という事を教えられました。
「信頼」は,待っていても創ることはできません。 友だちと信頼関係を創るために一人ひとりが「相手の立場になってものを考える」「約束をきちんと守る」「言うこと行うことを一致させる」「友だちのミスを積極的にカバーする」という4つの心を持って生活できれば,互いに信頼し合える学校を創ることができると思います。
さて,地区中体連総合体育大会があと1週間後に迫ってきました。3年生は,同級生や下級生と創り上げてきた「絆」を最大限に表現できるように,残された時間を大切に頑張ってください。君たちを心から応援しています。
