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小学校教員の醍醐味。それは「学級担任」であることに、疑いの余地はないでしょう。「小学校教員になりたいけれど、学級担任はちょっと…」という人は、まずいないはずです。

皆さんもご理解いただけると思いますが、小学校における担任の楽しさ・やりがいは、格別なものがあります。

そんな中、興味深い取組とデータがあります。山形県の事例です。山形県では、初任者の1年間は、ひとりで学級担任を担うことはありません。次のふたつのパターンがあります。

① 大規模校向け : 学級副担任として配置 

② 小規模校向け : 学級担任に支援員(サポーター)を配置

どちらも素晴らしい取組です。この制度が始まった2023年・2024年は、精神疾患による休職・退職がゼロとなり、制度の目的を十分に果たしています。

私が特に興味深いと感じたのは、当事者の満足度です。結果は、予想を裏切るものでした。

「満足・どちらかと言えば満足」と答えた割合は、

  • ①の先生 : 72.8%
  • ②の先生 : 91.4%

①と②の間には、約19ポイントもの開きがあります。

つまり、副担任として「サポートに徹する立場」よりも、担任として「支えてもらいながらも自分のクラスを持つ立場」の方が、満足度が高いのです。ここに、「やっぱり担任をしたい」 という教員の純粋な想いが、はっきりと表れているのではないでしょうか。

警察官は、採用されてから一定期間、警察学校に通います。

消防士は、採用されてから一定期間、消防学校に通います。

では、小学校の教師は?

採用されると、4月1日からすぐに、即戦力としての仕事が求められます。 しかも、授業だけではありません。ほぼ例外なく、担任業務も同時に担います。


たしかに、教師になる人は全員、小学校に6年間通っています。学校がどんな場所かは、身をもって知っています。教員免許を取得する過程で、教育実習も経験しています。

それでも、正直に言わせていただくと

「4月1日からプロとしての仕事ができるか?」

その問いに対する答えは、 「よほど突出した能力をもともと兼ね備えた人でなければ、それは正直、困難です」 というものになります。


もちろん、新任の先生方は懸命に成長し続けています。

しかしその「成長の途中」にあっても、子どもたちにとっては、その先生が担任であり、一人の教師です。プロとしての責任は、初日から等しくかかってきます。

みなさんもご承知のように、教師は「総合職」です。学力はもちろん、人格、コミュニケーション力、危機対応力、保護者との関係構築力……挙げ始めればきりがないほど、多様な能力が求められます。

「プロの技量に達するには、真摯な1万時間の努力が必要」と言われます。授業の質一つをとっても、磨き続けて10年という言葉があるくらいです。


だからこそ、私は思うのです。

新任の先生が教壇に立つその日から、学校全体で支える仕組みが必要だと。そして、地域のみなさまにも、その現実をご理解いただけたら、どれほど心強いことかと。

校長 大山

「現存する世界最長の駅伝」と言われる県下一周駅伝。その4日目第6中継所は「伊﨑田」で、しかも伊﨑田学園の正門前に設置されます。

県下一周駅伝は、県民にとって特別な風物詩です。「あの新聞社の小旗を振って、みんなで応援してみたい」と、幼い頃から憧れを抱いていたイベントです。(現在は,小旗はないです。)しかし、全校での応援となると、そう簡単なことではありません。コースが学校前を通ることが条件になるからです。

伊﨑田小学校は、まさにその条件を満たしています。しかも中継所が正門前に設置されるため、移動時間はほぼゼロ。子どもたちは、この貴重なイベントに最高の環境で参加できるのです。

そしてそんな今日、私にとって嬉しい再会がありました。20数年前に勤務していた学校の教え子が、「先生に会えるかなと思って」と訪ねてきてくれたのです。彼は数年前まで曽於地区の代表として走っていた選手です。さらに、当時の校長先生ともお会いできました。毎年、指宿地区の応援で選手とタスキを追いかけていらっしゃるそうです。

その校長先生は、教え子が1年生のときの校長先生でもあり、その後の彼の活躍もよくご存じでした。駅伝のキーワードは「つなぐ」ですが、今日はタスキだけでなく、人と人もつないでくれた忘れられない大会になりました。

今年度も残り1ヶ月となり、卒業式の練習が始まっています。

教室から、全校合唱の曲「君にあえて」が聞こえてきます。

「出会えてよかった」「ありがとう」―そんな感謝の気持ちを歌うこの曲。子どもたちの歌声は、素晴らしく、自信にあふれています。友だちと過ごした日々、支え合った時間、共に笑い、泣いた思い出。そのすべてが、この歌声に込められているようです。

「校長先生、どうですか?」と子どもたちが聞いてきます。

もう、なかなか返す言葉が見つかりません。この歌声を聞くだけで、私はすでに卒業式モードに入ってしまっているのです。一人ひとりの成長した姿、別れの日が近づいていること。その現実が、胸に迫ってきます。

今年も、間違いなく泣きそうです。

いや、きっと泣きます。

 

特別支援教育事例研修を行いました。この研修は、現在の子どもたちの様子を定期的に全職員で確認し、共有する大切な機会です。先生方の報告を聞くたびに、一人ひとりの子どもたちの顔が浮かび、そのたくましい成長を実感します。

すべての子どもが中心にいる教育

私たちがグランドデザインのトップに掲げる「みんなのウェルビーイング」。その中心にいるのは、間違いなく61人の子どもたち一人ひとりです。それぞれが異なる個性を持ち、それぞれのペースで成長しています。私たちは全職員が一丸となって、子どもたちの幸せを追い求め続けていきます。

特別支援教育20年、そしてこれから

「特別支援教育」が始まって、今年で20年を迎えました。この間、用語の変化や子どもたちの姿の変容を目の当たりにしてきましたが、年を重ねるごとに、その重要性をますます強く感じています。

今や特別支援教育は、学校運営の中心に位置づけられるものとなりました。私たちが共通認識として大切にしているのは、「支援は、一人残らずすべての子どもたちが受ける権利である」ということです。

特定の子どもだけでなく、すべての子どもたちが、それぞれに必要な支援を受けながら成長していく。それこそが、真のインクルーシブな教育の姿だと考えています。

子どもたちと共に歩む

子どもたちの成長には、それぞれの時間とリズムがあります。私たちは焦らず、子どもたちの成長を信じて「待つ」こと、そして「共に歩む」ことを大切にしています。

これからも、一人ひとりの子どもたちに寄り添い、その可能性を信じ、すべての子どもたちが安心して学び、成長できる学校づくりを進めてまいります。

毎月15日は、志布志市が制定する「こほめの日」です。

伊﨑田小学校では、1年生から4年生までを対象に(5・6年生は市の表彰があるため)、「今月のスター」として毎月表彰を行っています。基本的には、年度初めに児童が自分がねらいたい賞を決め、それに基づいて表彰しています。

これまで表彰を続けてきて、現在お待たせしている児童が4人になりました。そして、今月も15日がやってきました。

しかし!今月の15日は日曜日だったため、表彰は見送り、本年度最後を飾る来月に表彰することにしました。

ところが!3月の15日も日曜日だと気付き、それならば特別に盛大に盛り上げようと考えた校長でした。子どもたち、楽しみに待っていてくださいね。

生活科・総合発表会が行われました。一人一人がこれまでの学習の成果を力強く発表してくれました。「学習の成果」とは、調べてまとめたことだけではありません。

話し方や説明の方法、お客さんへの対応の仕方など、これまで子どもたちが学校や家庭で培ってきた「総合力」を発揮する場です。

そんな中、とても素晴らしい活動に出会いました。

低学年では、様々なゲームをお客さんに提供していました。時にお客さんが途絶える瞬間があります。そんな時やることの一つに「呼び込み」という方法があります。また、混んでいるところのお手伝いをすることもあります。

そんな場面で、ある児童が、持っている2本の棒を使って、音楽を奏で始めたのです。その音が、心地よいバックミュージックになっていました。お客さんが気づいているかどうかは分かりませんが、会場にとてもよい雰囲気を醸し出していました。

その行動は、「教師が期待しているからやる自主性」ではなく、本人が心から思ってお客さんを喜ばせ、自分も楽しいと感じる行動——すなわち、これこそこれからを生きる子どもたちに求められる「主体性」です。

楽しいひとときでした。

現在、校舎改築工事が進行中の伊﨑田小学校。工事に伴い、どうしても教室を移動しなければならない学級がいくつかあります。今回は、その中から2年生の教室引越しの様子をご紹介します。

引越しと聞くと、少し億劫に感じる方も多いのではないでしょうか。荷物をまとめ、運び出し、掃除をして…と、かなりの労力が必要です。それが教室となれば、なおさら大変な作業になります。

ところが、2年生の引越しは驚くほどスムーズに終わりました。

その秘密は、この写真に写っています。残念ながら表情まではっきりと見えませんが、2年生全員が笑顔を絶やさず、楽しみながら引越し作業に取り組んでくれたのです。

「どんなことも楽しんでいこう」という伊﨑田小学校の精神―「イサキダマインド」が、こんな場面でも発揮されました。

今日、教室の前を通りかかると、土曜日の発表会のリハーサルをやっていたので、そのまま見学させていただきました。

4年生が習字で書いた「10才の夢」を発表しており、作品がずらりと並べられていました。それを見ながら、

「この子たちの夢が全部そろった街に住めたら、きっと幸せだろうな」

と思いました。夢のジャンルも実に多彩です。何より、すべての夢が「みんなを幸せにしたい」という想いをベースにしていることに心を打たれました。「素敵な子どもたちだな」と心から感じた時間でした。

発表会の日程は以下のとおりです。皆様のご参加をお待ちしております。

○1~2年生 生活科発表会(9:15~9:55)

○3~6年生 総合発表会(10:10~10:50)

こんにちは。今日は、私たちの地域にある素敵な自然スポット「霧岳いやしの森」をご紹介します。

霧岳いやしの森は、志布志市伊﨑田地区に位置しています。

  • 本校(伊﨑田小学校)から白鳥神社まで:約5km
  • 白鳥神社から霧岳いやしの森まで:約3km
  • 合計距離:本校から約8km

地域の歴史ある白鳥神社を経由していくルートは、道中も趣があります。

霧岳いやしの森の魅力

1. 展望台からの眺望

森の中には展望台が設置されており、志布志の豊かな自然を一望できます。天気の良い日には、爽やかな風を感じながら、市街地や遠くの山々まで見渡すことができます。

2. ハイキングに最適

整備された遊歩道があり、家族連れや初心者の方でも安心してハイキングを楽しめます。森林浴をしながらのんびり歩けば、日頃の疲れも癒されることでしょう。

3. 秋の栗拾い体験

10月が最もおすすめのシーズンです。この時期には栗拾いを楽しむことができ、秋の味覚を満喫できます。子どもたちにとっても、自然の恵みを直接感じられる貴重な体験になります。

 

 

 

私たち鹿児島県小学校教員の「北極星」である鹿児島大学教育学部附属小学校の研究公開が、今年も開催されます。

鹿児島県内の教育現場で日々奮闘する私たち小学校教員にとって、附属小学校の研究公開は、まさに進むべき方向を示してくれる「北極星」のような存在です。最新の教育理論と実践が融合した授業を直接見学でき、明日からの授業づくりのヒントを得られる貴重な機会となっています。

今回、特に心を打たれたのは、その開催意義を「地域貢献」と明確に掲げていらっしゃる点です。大学附属という立場にありながら、県内の教育水準向上のために惜しみなく研究成果を公開し、私たち現場教員の学びの場を提供してくださる。その真摯な姿勢と教育に対する熱い心意気に、深く感動を覚えます。

さらに今年は、何とキッチンカーまで来場するとのこと。研究公開という学びの場に、温かいおもてなしの心まで添えてくださる配慮に、参加者への思いやりを感じます。学び合いの合間に、おいしい食事を楽しみながら、他校の先生方と交流を深めることもできそうです。

このような充実した研究公開の場を設けてくださることに、心から感謝いたします。ぜひ多くの先生方と共に参加し、子どもたちのより良い学びのために、研鑽を積みたいと思います。

https://edu.kagoshima-u.ac.jp/eschool/

伊﨑田小独自の毎月15日の子ほめ表彰です。今月はこの4名の児童です!

1. しあわせ発見賞(2年 あかりさん)

小さな出来事にも心を動かし、発見の喜びをみんなに伝えてくれます。

2. はてな名人賞(3年生 いのりさん)

日常の中の「なぜ?」を見つけ、いつも疑問を持ち続ける探究心が光ります。

3. ひたむきスマイル賞(4年生 あやめさん)

大好きなバレーボールに一生懸命取り組む、まっすぐな姿が素敵です。

4. ぐんぐん成長賞(4年生 あきとさん)

4年生になり、前向きな言葉と行動がどんどん増えて成長し続けています。 

来月の最終回も楽しみです。

イサキダっ子が持つ力で「これは抜群」とよく思うのが「応援力」です。他者ががんばる姿をとにかく応援する姿、成功をいっしょに喜ぶ姿は、本当に素晴らしく、そして伝統となっています。

今日の1時間目は、中学校2年生の持久走大会でした。先週の土曜日に予定していたものが延期されていました。中学校も小学校もスタート地点は同じで、小学校の校庭を周回するコースです。

休み時間になると、その様子に気づいた子どもたちが教室から出てきて声援を送ります。小学校の持久走大会に続き、特に素晴らしい声援を送るのが2年生です。その声援のほとんどに「名前」が呼ばれています。「○○さん、がんばって!」といった感じです。よく考えてみると、中学校2年生と小学校2年生は、いっしょに小学校時代を過ごしていません。でも,伊﨑田学園には、そんなの関係ないことが分かります。

今日もとても素敵な時間を見ることができました。ありがとう!

2階に上がる階段の踊り場は、子どもたちのギャラリーです。先日までは持久走大会への意気込みが並び、今は「わたしの今年の一字」が掲示されています。ここは、子どもたち一人ひとりが自分自身を表現する大切な場となっています。

この「今年の一字」の取り組みは、実は今年度から始まった新しい試みです。ある先生のアイディアから生まれました。「これ、面白そう!」「やってみよう!」と、職員室で自然に盛り上がり、学校全体の取り組みへとなりました。

こうした柔軟な発想と、「よいものはみんなでやってみよう」というチームワークこそが、伊﨑田小学校の職員室の魅力です。一人の小さなアイディアが、子どもたちの素敵な表現の場を生み出しています。

一人ひとりが選んだ漢字には、それぞれの物語があります。ぜひ学校にお越しいただき、子どもたちの想いが詰まった「漢字ギャラリー」をご覧ください。かなりの見応えがありますよ。

本日11時過ぎ、校庭で鉄棒運動をしていた3・4年生のそばに行き、一緒にH3ロケット8号機の打ち上げカウントダウンを見守っていました。しかし残念ながら、「残り17秒」のところでカウントダウンが止まり、本日の打ち上げは中止となってしまいました。

「ロケットは、宇宙への宅配便」——これは約12年前、私が企画した講演会で、三菱重工のロケット発射執行責任者の方がおっしゃった言葉です。スッキリ腑に落ちたのでよく覚えています。そして,6年前のH2B-8号機のポスターには,こんなのものもありました。

「ご希望の日に確実に,どんな貨物も,どんな軌道へも」

三菱重工の打ち上げ輸送サービス

今後、再調整されて新しい打ち上げ日が決まると思います。伊﨑田小学校からも、晴れていればコミュニティセンターの建物の上に美しいロケット雲を見ることができます。次回は休み時間に打ち上げが設定されたら嬉しいなと思いながら、楽しみに待ちたいと思います。