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11月1日金曜日に開催された伊﨑田小学校公開校内研修会「イサキダワークショップ」へ県内外から60名を超えるご参加をいただきました。誠にありがとうございました。これからもいっしょになって子どもたちの保護者のみなさんの地域のみなさんのそして,私たち自身のウェルビーイングを求めて日々,想いをめぐらせていきましょう。今後とも志同じくする仲間として,どうぞよろしくお願いいたします。

本日,10月24日付の南日本新聞「ひろば」欄に本校の「イサキダキャンパスモデル」に関する記事を投稿していただきました。

お隣の曽於市在住の方でしたが,内容的に本校の取組を理解していただき,応援してくださるものでした。私たちにとってたいへん心強いメッセージとなりました。

私たちは,自分たちの取組を検証すると同時に,「どこかに探している人がいるのではないか,その人に届けばいいな」という想いで11月1日(金)に「イサキダワークショップ」という研修会を開催します。

まだ,お席をご準備できますので,興味のあられる先生方ぜひ,お越し下さい。心よりお待ちしております。

イサキダワークショップ申込

https://forms.office.com/pages/responsepage.aspx?id=h3b1qjvpzEuaFge29uVJZyUrMyqG8lhMnhJWkYpdHzdUNVlXVlEyNVg5TllIRjBPV1pYNlhUN0cwTS4u&route=shorturl

「イサキダワークショップ」の3つの項目(アイテム)1番目は「プレゼンテーション」です。

私たちの研究・実践は,今年度4月からここまで半年に過ぎません。ですので「明らかな成果」という観点からは,まだ論じにくいところです。今回のイサキダワークショップでは「今,やっている実践をお話しする。」という形で発表します。「イサキダキャンパスモデル7つの取組」に取り組み始めた令和5年度9月からここまでの私たちのストーリーをお話できればと思います。

プレゼンテーションの具体としては,カリキュラムマネジメントですので,校長がファシリテーターを務めます。7つの取組について,概要をお話しながら教職員10名で分担して,これまでやってみての感想等話します。

私は,そこに「リアリティ」を求めています。「効果があった,いいところだけ」言う必要はなく,問題点や改善すべきと考えているところも話して欲しいと職員には,話をしています。

11月1日(金)に開催される「イサキダワークショップ」は,通常の研修会と異なるところが多いかもしれません。まず「カリキュラムマネジメント」の研修ですので,研究授業はありません。

研修会では,大きく分けて3つの項目(アイテム)があります。

1 プレゼンテーション

2 質疑応答

3 特別講演

明日からこの3つについて詳しくお話していきます。

「イサキダワークショップ」

申込はこちらからお願いします → https://forms.office.com/r/FCckDm66Hg

r6.11.1イサキダワークショップ公文・チラシ

サブテーマにあり、本校の研究の中核をなす「イサキダキャンパスモデルというネーミングに込めた意味」についてお話します。

「イサキダキャンパス(ISAKIDA campus)」は、小中一貫校伊﨑田学園の公式英語表記です。今年度、体育服を学園で統一したときに設定しました。そこに「モデル」と付けたわけですが、「モデル」にして欲しいのは、伊﨑田小のシステムそのままではなくて、考え方です。つまり、令和6年度児童数65、8学級、教員10人(音楽専科1、高学年教科担任制加配1)、あと職員構成(年齢等)から考え出した最適解と思われるスタイルだということです。

当然、どの学校も全く同じということはないのでそれぞれのスタイルを探して欲しいと願っています。

その考え方をひとつの型として取り込んで頂ければとい想いからの「イサキダキャンパスモデル」というネーミングですし「提案」に込められた意味となります。

イサキダワークショップのテーマは「みんなのウェルビーイングを実現する学校カリキュラムマネジメント」となっています。「カリキュラムマネジメント」とは,学校の計画の見直しのことです。

「ウェルビーイング」という言葉をどうとらえているのか?ですが,その瞬間が「幸せな状態」である「ハッピー」と異なり,ある程度の期間において「その人が幸せと感じている状態」であることだと考えています。

学校は1日8時間も児童のみなさんをお預かりしているわけです。その時間が「幸せで,楽しい,満足している。」状態でなければなりません。子どもたちがウェルビーイングを感じることができれば,それは多くの保護者に伝わるでしょう。そして,学校生活がウェルビーイングにあふれるためには,私たち教師がウェルビーイングを感じている必要はあきらかです。

「みんなのウェルビーイング」とは,児童・保護者・教師・地域それぞれが良好な相互反応を起こしながら,みんなで幸せな伊﨑田小を創り上げていこうとする姿そのものです。

本年度の伊﨑田小学校のカリキュラムの総称である「イサキダキャンパスモデル」には,本当に多くの皆様から関心をお寄せいただいております。

令和6年度も半分が過ぎ,この時点でのふり返りを「ゲストのみなさんといっしょに研修しましょう」というのがこの「イサキダワークショップ」です。

この研修会には,「研究成果や課題」といったものは出てきません。イサキダキャンパスモデルの構想から実施開始そして6ヶ月のストーリーをお話し,参加者で共有,検証できればいいと考えています。

令和6年度の伊﨑田小学校の教育課程の柱である「イサキダキャンパスモデル」のワークショップを11月1日(金)に開催します。

この会を「ワークショップ」とネーミングしました。通常,「ワークショップ」とは,参加者が協働作業を行い,実際何か成果物を創り上げることがほとんどですが,今回のイサキダワークショップは,協働で何か創り上げることはありません。グループでの話し合いもありません。では,なぜワークショップなのか?

それは,11月1日に参加していただいた方が「イサキダキャンパスモデル」をまさしくモデルにして,創造性あふれる自校のカリキュラムを作成して欲しい,その「ワーク」のとっかかりにこの日をして欲しいという願いからのネーミングです。

今後,開催までこの「イサキダワークショップ」に関する情報を提供していきます。

2 「イサキダタイム」について
 (1) 40分授業の補充としての位置づけ
1(1)で示した通り,40分授業の不足する5分の補充の位置づけとして毎日14時20分から14時50分までの30分間を「イサキダタイム」と位置づけました。

6年生を例にとると以下のようになります。

今日は,伊﨑田小の校時表のメリットと思われる部分について説明します。

ポイントは,「休み時間はこれまでと変わらない」という点です。

 

 (2) 午前5時間授業のメリット

ア 「指導時数」の確保

 授業時数の確保は当然のこととして,午後からの出張等の補教において,生まれがちな「自習的な時間」をつくりにくくし,「指導時数を確保」する。

イ 集中力の向上・学力向上 

 40分授業は,指導観の転換が求められる。短い時間でテンポよく展開される授業を行うことで,児童も教師も集中して授業に臨めることを期待する。また,午前中の学習しやすい時間帯に集中して授業を受けるよさもある。

 

 (3) 校時表がひとつの考え方

ア 気持ちも行動も安定したルーティンを

1年間を通して,同じ校時表で過ごせることは,職員・児童ともに心身の安定を図るために大きなメリットがあると考えられる。

イ 休み時間の確保

 授業間の準備に時間(いわゆる休み時間)は,これまでと同じように確保する。同じように休憩時間(昼休み)も45分間を確保する。

 とりわけ,子どもたちにとってたいへん貴重な学びの場だと考える。しっかり確保する方がメリットは大きいと考える。

ウ 退庁準備の時間

 毎日,15分の退庁準備の時間を確保している。清掃活動がない日もあり,教室や廊下等,それから自分の身の回り等整える時間とする。

校時表についての質問を多くいただいています。

今日は,「1時間40分授業」をどう考えているのかお話します。

1 校時表 午前5時間40分授業

 (1) 授業時数の1単位時間について

各学校における授業時数等の取扱いについて(鹿教義231号令和5年10月31日)

 授業時数の1単位時間は,各学年及び各教科等の年間授業時数を確保しつつ,児童生徒の発達の段階及び各教科等や学習活動の特質を考慮して定めることとしている。「年間授業時数を確保しつつ」とは,あくまでも授業時数の1単位時間を「45分(小学校)」として計算した学校教育法施行規則第51条別表に定める授業時数を確保するという意味であることに留意する。

(例)小学校6年「国語」

 年間授業時数は175単位時間であり175単位時間×45分=7,875分を授業時間として確保する必要があります。1単位時間40分授業を実施するならば,不足する5分分をどこかで実施しなければなりません。

例として次の4つが考えられます。

(例1)不足する最大30分(5分×6時間)をその日に補う。

(例2)1日7時間授業等を行い,週当たりの授業時数を増やす。

(例3)夏休み等を短縮し,授業日数を増やす。

(例4)予備時数で対応する。

※本校では,例1を採用しています。

 

昨年度の12月に提案した職員会議資料からの抜粋です。

チーム担任制を模索している最中でのまとめでした。

現在のところ期待以上の効果を生み出していると感じます。

チーム担任制で期待される効果

令和6年度の児童数とチーム編成の資料です。

「イサキダキャンパスモデル」は,今年度の伊﨑田小の児童数,学級数,職員数に合わせてカスタマイズしたものです。他校にそのままシステムを移行できるというものではないかもしれませんが,その考え方が伝わるといいなと思います。

7月5日令和6年度児童数とチーム編成