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「読書の秋」ということで2階の廊下に「先生方の好きな本」コーナーが登場しています。#いつでも見に来てくださいね。

 

 

 

私は,黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」について書きました。学校では,毎年のように「好き」「おすすめ本」の紹介がありますが私は,トットちゃん率多分30パーセントくらいあります。それは,この本が出版されたのが今から42年前で,私が小学校6年生だったときなのですが,1月に発売されてすぐに担任の大漉英好先生がすすめてくださいました。その記憶が強烈だからなのです。

昨日,20年ぶりくらいに読んでみました。42年前発売の79年前の出来事です。小学校を1か月で「退学」になったトットちゃんがトモエ学園に転校し,そこで出会った小林校長先生との想い出が主に描かれています。何となく覚えてはいましたが,そこに描かれているのは,「日本の特別支援教育の原風景」であり私たち伊﨑田小学校が描く「ウェルビーイングな世界」でした。次の「あとがき」の言葉が印象的です。

 もし,トモエに入ることがなく,小林先生にも逢わなかったら,私は,おそらく,なにをしても「悪い子」,というレッテルを貼られ,コンプレックスにとらわれ,どうしていいかわらないままの,大人になっていた,と思います。(あとがきより)

背筋が凍る思いです。これまで出会った子どもたちの顔が思い浮かびます。今の自分にできることは,伊﨑田小の子どもたちに絶対にこのような思いをさせないということです。今日の職員朝会でみんなで確認しました。そして,10月3日には,何と「続・窓際のトットちゃん」が発売されました。42年ぶりの続編です。まだ,読んでいませんが,その後のトットちゃんが楽しみです。

#2冊とも学校図書室に寄贈します。ぜひ,読んでみてください。