朝、登校すると必ずトイレに行く子がいます。
そして、必ず3つあるスリッパを手でていねいにそろえます。私が見ているときだけではありません。その子は、いつもそうしているのです。
先日、スリッパをそろえながらこう言いました。
「なんでみんなスリッパをそろえないんだろう。」
嫌みなどの言い回しではなく、本当に疑問に思っているという表情でした。
その子の言葉を聞いて、「めんどくさいから」などと自分なりに予想する答えはあるものの、本当のところを子どもたちに聞いてみたくなりました。
Isakida Elementary School Official Homepage.
先週は、木曜日が1・2年生の生活科探検、金曜日が3・4年生の社会科見学でした。どちらもバスで志布志の街中まで行く貴重な体験学習です。
木曜日は、あいにくの雨でした。野外活動が難しかっただろうと心配しながら帰りを待っていると、子どもたちが黒い大きなポリ袋を抱えて帰ってきました。
聞けば、志布志高校で予定していた松ぼっくり拾いのために、「明日は雨だろう」と事前に拾っておいてくださったとのこと。なんというやさしさでしょう。志布志高校のみなさん、本当にありがとうございました。
翌金曜日は、一転していい天気。3・4年生は思う存分活動できました。そして月曜日、1年生の教室前に袋が置いてあります。
中身はどんぐりでした。「これどうしたの?」と聞くと、「3年生からもらいました。拾ってきてくれました」と教えてくれました。雨で十分に活動できなかった1年生のために、3年生が拾ってきてくれたのです。これまた、なんというやさしさでしょう。
このやさしさを、伊﨑田小では連鎖させていきます。
今月も来ました。「毎月15日は、子ほめの日」に合わせた伊﨑田小の取組「今月のスター表彰」です。毎月、1年生から4年生を表彰する伊﨑田小独自の取組です。
今月は、次の4人です。
1年生 村久木 琴愛さん「きれいきれい名人賞」
ことあさんは、掃除がとても上手です。何よりていねいです。そのレベルは「名人級」です。ぜひ、みんなのお手本になってほしいとの願いからの受賞です。
2年生 鶴川 大和さん「バレースピリッツ賞」
バレー少年団でがんばっている大和さん。朝から先輩たちといっしょにバレーで遊ぶ姿や、バレーについて語ってくれる機会が増え、「魂」を感じています。
3年生 原 孝一さん「本と友だち賞」
司書の先生によると、孝一さんは,毎回のように借りた本の内容や感想を伝えてくれるのだそうです。話を聞いていて、本当に本好きなことが伝わってきます。
4年生 菅田 華奈さん「笑顔の架け橋賞」
華奈さんの気持ちのいいあいさつには、必ず笑顔が伴っています。これからもみんなに笑顔であいさつの架け橋となってほしいとの願いからの受賞です。
今月の4人は、4月の目標にちなんだ受賞となりました。少しでも自信につながってくれれば、こんなにうれしいことはありません。おめでとうございます!
伊﨑田学園の新校舎建設工事が、日に日に着実に進んでいます。
工事現場を見るたびに、新しい建物の姿が少しずつ明確になっていく様子を目の当たりにし、完成への期待が高まっています。学びの場が形になっていく過程は、見ているだけでわくわくするものがあります。
そして今日、特にお伝えしたいのが、現在の小学校校舎と新校舎をつなぐ連絡橋の設置についてです。
この連絡橋は、単なる移動のための通路ではありません。外観からもその特徴的な構造を確認することができ、建物と建物を物理的につなぐだけでなく、児童・生徒が日常的に行き交い、交流する場としての役割も期待されています。異なる年齢の児童生徒が自然に顔を合わせる機会を生み出す、コミュニケーションの架け橋となることでしょう。
新校舎の完成まで、工事の進捗を見守りながら、新しい学びの環境で児童がどのように成長していくのか、今から楽しみでなりません。
引き続き、建設の様子を随時お伝えしてまいります。
今朝、児童玄関で子どもたちを迎えていると、ある子が駆け寄ってきました。
「校長先生、これ持っておいてください。」
差し出された小さな手のひらには、一つの石がありました。特別な形をしているわけでもない、どこにでもあるような石です。
「ありがとう。持っておくね。」
そう答える間もなく、その子は満足そうな笑顔で教室へと駆けて行きました。
私は、その石を大切に握りしめながら校長室に戻りました。デスクの上にそっと置いて、改めて眺めてみます。ただの石かもしれません。でも、この子にとっては、誰かに預けたいと思える大切なものだったのでしょう。そして、預ける相手に私を選んでくれた――その事実が、今朝の私の心を温かく満たしてくれました。
何気ない、ほんの数秒のやりとりです。しかし、子どもが安心して自分の「大切なもの」を託せる。そんな関係が築けていることを実感できる、とても嬉しい出来事でした。
思えば、自分の心に余裕があるからこそ、こうした小さな瞬間を大切に受け止められるのだと思います。心穏やかであるから、子どもたちの些細な言葉にも丁寧に応えることができる。そして、その積み重ねが信頼につながっていくのでしょう。
これは私だけではありません。伊﨑田小学校には、いつでも誰かが子どもの話に耳を傾けてくれる、困っている子がいれば誰かが手を差し伸べてあげられる、そんな温かい雰囲気があります。
誰かが、子どもの小さな声を聞いてあげられる。 誰かが、そっと手伝ってあげられる。 誰かが、安心して預けられる存在でいられる。
そんな態勢が、教職員全員で自然と作られているのが、チーム伊﨑田小の強みです。
「いつ取りにくるのかな?」そんなことを思いながら,机の上の小さな石が、私にそう思わせてくれています。
11月6日(木)、鹿児島県教育委員会の堀江教育委員をはじめとする6名の皆様が伊﨑田学園に来校され、県民週間標語の表彰式が行われました。
表彰式は全校集会に合わせて開催され、来賓の皆様をお客様大好きなイサキダっ子たちの盛大な拍手でお出迎えするところからスタートしました。会場は温かい雰囲気に包まれ、子どもたちの喜びと緊張が入り混じった様子が印象的でした。
3年生の溝上新さんが堂々とした態度で表彰を受けた後、堀江教育委員をはじめとする来賓の皆様と記念撮影を行いました。溝上さんの笑顔が輝く、思い出深い一枚となりました。
今回の最優秀賞は、県下の小学校471校、中学校210校を合わせた681校という多くの学校の中から、たった1人だけが選ばれるという大変名誉ある賞です。本校からこのような素晴らしい受賞者が出たことは、まさに快挙と言えるでしょう。
県民週間は終わりましたが、溝上さんの標語「みんなしゅ人こう きらりとかがやく わたしの学校」に込められた思いは、これからも伊﨑田学園全体で大切にし、実践していきたいと思います。一人ひとりが主人公として輝ける学校づくりを、今後も続けてまいります。
子どもが「夢中になる」のであれば、これはもうよい授業です。
今日は、2年生が育てたさつまいもの収穫でした。休み時間に「とても大きないもが収穫できている」と職員室で話題になりました。
まだ収穫が終わらず、次の時間も引き続き作業をしていると、校長室に子どもが来て言いました。
児童「校長先生、さつまいもがとれたので、取りに来てください。」
校長「えっ、少ないんでしょ。それに小さいんでしょ。校長先生がもらうの悪いからいいよ。」
児童「いや、とっても大きいのがたくさんとれました!」
校長「本当に? 証拠を見せてよ!」
児童「いいですよ! 来てください!」
そんなやりとりを楽しみながら畑に向かうと、本当にびっくりするぐらいの大きさのさつまいもが並んでいました。そして,いただきました。ありがとう!
そして、私に少し話した後、子どもたちはすぐに作業に取りかかり、まさしく夢中になって掘っていました。
校長「何でこんなに大きくなったの?」
児童「それは、愛情いっぱいあげたから!」
最高です。
小雨降る中でしたが、10時の志布志市地震・津波防災訓練に合わせて避難訓練を行いました。伊﨑田小の子どもたちにとって「訓練を上手くできる」のは、もう当たり前と言ってよいでしょう。今回もそうでした。
ですので、今回も少しレベルの高い話をしました。基本を外れる「例外」の話です。子どもたちの全ての学びは、基礎・基本を学んだ後、応用へと進まねばなりません。
子どもたちに問いました。「普段の学校生活では必要ですが、避難訓練ではいらないもの」——私の答えは「笑顔」です。しかし、避難中でも笑顔が必要な時があります。例えば、避難中に地震が怖くて泣き出しているお友だちがいたら、笑顔で励まし,安心させることがあるかもしれません。
前回の避難訓練では「話さない」の例外を話しました。避難中に仲間がケガをしたとき,大声で大人を呼ばなければいけません。基本的なルールを知ることは大切ですが、それ以上に大切なのは,柔軟な対応です。
今日、子どもたちに最も伝えたかったのは、「最後の最後、決断するのは自分自身である」ということです。これは、いつも避難訓練で話していることでもあります。
今朝、一番早く登校してきた4年生に、私はこう問いかけました。 「やりますか? やりませんか?」
突然の問いに、彼はしばらく考え込んでいました。そして、意を決したように「やります!」と答えてくれたのです。
実は今日から3日間、5・6年生が宿泊学習で不在となります。その間も学校を回すための仕事は待ってくれません。朝の放送、旗当番、給食の仕事…。上級生がいない、これはピンチです。しかし同時に、4年生にとっては大きなチャンスでもあるのです。
「やります!」その言葉を受けて、私は彼に朝の放送を託しました。すると、緊張しながらも立派にやり遂げてくれたのです。見事な成功でした。
そして、集団の力というのは素晴らしいものです。一人が挑戦する姿を見て、次々と「自分もやってみたい」と手を挙げる子どもたちが現れました。放送担当が次々と決まっていきます。
この3日間を、上級生不在という「困難」ではなく、4年生全員が成長できる「チャンス」に変えたい。できれば全員が何かに挑戦し、それぞれの成功体験を積み重ねてほしい。そう願っています。