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9/7 「遊び」は「学び」の前提になる。

 

 

 

子どもたちに大人気遊具のブランコが新しくなりました。子どもたちは,朝から我先に取り合って遊んでいます。でもよくある争いごとにはなっていません。よく見ると,そこには「そろそろ交代しようね」などの先輩の「気づかい」(調整)がありました。

伊﨑田学園の強みのひとつは,異年齢混合での「遊び」にあると思います。ブランコ以外にも朝から学年関係なく,ドッジボールをする姿も見られます。ここにどのような価値があるか書かれた本があります。

「遊びが学びに欠かせないわけー自立した学び手を育てるー」という本です。ちょっと内容を取り出してみます。

異年齢混合「遊び」の価値

1.「今日誰かの助けがあってできたことは,明日一人でできるようになる」を遊びで練習し続ける。 2.年長者のすることを観察することで学ぶ 3.ケア(気づかい)と精神的なサポートを受ける。

確かにうなづけます。この3つは,「年少の子供にとっての価値」です。

では,「年長の子どもたちにとっての価値」は何かというと

4.育てたり,リードしたりすることを学ぶ 5.教えることを通して学ぶ 6.年少の子どもたちの創造性が喚起する影響

と書かれています。実は,これらの力は,現代に子どもたちに求められる学力観とよく似ていることが分かります。(明日へ続きます)